くじら企画提供 シン・クジラ計画『流浪の手記』

一年ぶりのブログ更新！

今年のくじら企画は、ウイング再演大博覧會2024に参加、トップバッターでエントリー
演目は『流浪の手記』でございますっ
劇集成に未収録なので、あまり知られていないですが、隠れた名作太鼓判



主人公は、『楢山節考』などで知られる深沢七郎さん。



皆さんは『楢山節考』の映画、ご覧になられたことありますか。
大竹野さんの恩師、今村昌平さんが監督、そして緒形拳さん主演。
映画全体から気迫が迫ってくる名作です。



原作者が深沢七郎さんなわけですが、
ほんまにこの人が書いたんって疑念が湧くくらい、イメージが繋がりません。



『流浪の手記』は深沢七郎さんの同名エッセイが下敷きとなってるのですが、
ご本人、のどかでそぼくでおおらかで型破りの超個性派

その方と大竹野ワールドが融合するわけですから面白くないわけがない。

シーンひとつひとつが輝いていてとても楽しくまた哀愁かおる作品です。




2001年（平成13年）8月が初演。
その頃はそうでもなかったけれども、すっかり“昭和レトロ”を醸し出しています。
名優、故・南勝さんが演じられた主人公フカサワヒチローを、
今回は我らが海老さんが。




いま、お稽古、お稽古、お稽古しまくっています
若い方々がいるとはいえ、50代60代も多い出演者。
お仕事いってからお稽古、帰るのは今日中かどうかの繰り返し

同年代の方々なら、このスケジュールがどれだけ正気の沙汰じゃないのか、
感じて頂けるのではないでしょうか。



お芝居は、体力気力精神力、そして何より『好き』の心がないとできません。
みんな、ブルージャイアントっていうんですか、赤い炎よりも熱い炎
その炎が心で燃えているんだろうなぁ。




怪我なく、事故なく、体調不良なく、
みんなのがんばりが花ひらく公演となりますように



皆さん、どうぞよろしくお願いします。


PR動画、作りました。
ぜひご覧ください。









by　　　藍田マリン