× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 ************************************ 見覚えある小道具たちがあちらこちらに。 お久しぶりです、お人形さん。
今週末にまず東京公演、そして6月頭に大阪公演を控えた
くじら企画『サラサーテの盤』
差入れのナノフィルター高機能マスク100枚を携えて
先日、稽古場見学に行きました。
この日はちょうど役者陣がお稽古前に検査をし、マスクを外しての通し稽古。 皆さんにお見せしたい写真、たくさん撮れましたよ
初演は1994年、くじら企画の前身、犬の事ム所時代。
大竹野さんが1960年生まれなので、34歳の時に書いた戯曲になるのかな。
以来
2004.8月(くじら企画)第11回公演 @大阪市立芸術創造館
2010.8月(くじら企画)追悼公演第一夜 @精華小劇場
今回で4度目の上演となります。
ご自身が“「犬の事ム所」時代の、もっとも私の愛着する芝居”と明言していた作品であり、
くじら企画の面々が愛しんでやまない戯曲です。
内田百閒 没後五十年記念公演と銘打ってるのは
内田百閒の短編小説『サラサーテの盤』『贋作 吾輩は猫である』
『棗の木』『東京日記』等を参考文献とし、構成された作品だから。
この機会に、百閒さんの世界と大竹野さんの世界の融合を
演劇ファンに止まらず、
ぜひ内田百閒さんファンはじめ多くの方々に観て頂き、感想を伺ってみたいです。 さて、お話の内容を皆さんに伝えたくとも、
これが何とも説明しづらく、、、。
ヘンテコリンで
ホラー風味もあって、
そして、まるで未来を予見していたような
不思議さもある戯曲です。
う~ん、ボキャブラリー貧困で、全然魅力が伝えられない、、、
う~ん、
う~ん、
クレパス全種類の色を重ねると真っ黒になりますよね。
『サラサーテの盤』は
そんな漆黒を、時の回廊列車で旅するような
そんなお話。
よけわからんか…ダメだこりゃ
大竹野さんの表現を借りれば
“寝ている最中に見る脈絡の無い夢のように、楽しんで頂ければ幸い”なものなのであります。
もちろん好みに合わない方も、
ピンとこない方も当然ながらいらっしゃる事でしょう。
それでも
18年前、『サラサーテの盤』の台本を初めて読んで魅了されて以来、 機会あらば「大竹野戯曲の中で一番好き」と言っている私にとってはとにかく
『触れて頂きさえすれば』
そんな想いを強く抱いている戯曲なのです。
必ず届けたい、見知らぬ誰かがいるのです。
大竹野さんがいなくなってから、
数々の大竹野戯曲をいろんな団体が上演くださいました。
そんな中で『サラサーテの盤』は、未だくじら企画以外で上演叶ったことがありません。
後世に遺してゆきたいです。
『触れて頂きさえすれば』
他の作品のように、上演継がれ、読み継がれ、後世の方々にも愛され続けるのではないか。
今回の上演、私は、勝手にそんな希望も持っています。
このようなご時世ではありますが、
皆様のご来場、心よりお待ちしています。
(私と言えば、今回はただの観客なのにみょうな発信にはなりますが) 東京公演(2022.5.21~22)予約ページ
https://ticket.corich.jp/apply/125198/ 大阪公演(2022.6.3~5)予約ページ
さて、『サラサーテの盤』の紹介は今ひとつうまくいきませんが
この方たちの魅力なら、少しはマシに伝えることができるかしら。
特に東京方面では、
大竹野さんのことを知ってる方はいらっしゃっても
この舞台を創るメンバーに馴染みのある方々は少ないことでしょう。
作品とともに、少しでも親しみや関心を持って頂けるよう、
写真や一文を添えて紹介したいと思います。
しかしながら、それはほんのほんのささやかな一面。
「で!この役者どんな芝居すんねん」あ、関西弁で書くと妙にガラがお悪い(汗
もとい
「で、この役者はどんな演技をするの」
関心持っていただいたなら
劇場でワクワク登場を楽しみにしてくださるもよし
もしくは
今、くじら企画Twitterでは#おつまみ大竹野と称して
「大竹野さんが自ら演出した舞台を、皆様に少しでも体験してほしい」
というコンセプトで、過去の上演作品から抜粋ショート動画をお届けする試みを実施中。
過去の別作品での、出演役者の芝居っぷり動画も交えながら
キャスト紹介、してみたいと思います。
ご興味ある方は動画ポチッとしてみてくださいね。
キャスト
◎戎屋海老◎
1994年の初演時からずっと主人公を演じている海老さん。
4回目の登板です!
ほとんど出ずっぱりといえるような出番の多さと台詞量。 そこなしの体力に圧倒されます。 内田百閒さんはユーモラスな存在で知られていたとか。
舞台上ではとぼけた明るさで、余すことなくその魅力を発揮していますが、
普段の海老さんはシャイで寡黙で控えめです。
そんな海老さんの饒舌な姿、見ることできる時がひと時だけあるのです。
舞台が打ちあがった後。
いつも「俺は芝居が好きやねん」というキラキラを
全身から噴射しながらご機嫌さん。 もうすぐ、またそんな海老さんに会えますね。 #おつまみ大竹野からは『海のホタル』をチョイス。
海老さん、胡散臭い中にも男の色気がそこはかとなく漂ってると思うんですが、どうでしょう!
【戎屋海老扱い】
東京公演予約ページ
大阪公演予約ページ
◎秋月雁◎
雁さん、今回は生徒役です。
ええ、誰がなんと言おうと生徒なんです。
これがまたよい感じに仕上がっていて。
実力派歌手の方がカバー曲を歌った際、
まるで初めからその人の歌だったような錯覚に陥ることがあったりするじゃないですか。
そんな感じ。
さすがです。
アグレッシブな髪型は役用?
それとも本番前には整えてしまうのかしら。
私は役の魅力を増幅している気がして、とてもいいと思うのだけれど。
#おつまみ大竹野は、雁さんに始まり、雁さんに終わる作品『密会』から。 【秋月雁扱い】
東京公演予約ページ
大阪公演予約ページ
◎九谷保元◎
誰が付けたか“くじらの良心”と呼ばれる九谷さん。 でも怪シゲな“金貸し”役は似合ってしまうのが役者っていうやつなんですよねぇ。
海老さんと同じく初演から一貫して同じ役をしています。 シュッと高身長、ちょうど一間。時に巻尺代わりに重宝されてます。 学生時代の彼氏にフォルムが似ててね、本人に伝えた事が。
「僕がマリンさんと一緒の学校だったら多分…」
た、たぶん、、、?(ゴクリ…)
「かかわらんようにしてたと思う」
もしもし~!?
九谷さんの#おつまみ大竹野は『屋上のペーパームーン』映像を。
通天閣が見えるビルの屋上での野外劇 【九谷保元扱い】
大阪公演予約ページ
◎栗山勲◎
普段の声が小さめくじら男優陣の例外、
日ごろから地声響き渡る栗山さん。
そのうえで熱い語る人ですから、周りがパァ~っと明るくなります。 “くじらの若手”と呼ばれていた頃から
ずいぶん時が経ちましたが、
そのエネルギッシュさはちっとも変わっていませんね。
海老さん、雁さん、九谷さんと並んで 犬の事ム所時代から大竹野作品に出演の、知り尽くした男です。 栗山さんの映像は、やっぱこれかな。#おつまみ大竹野『密会』より 【栗山勲扱い】
東京公演予約ページ
大阪公演予約ページ
◎大竹野春生◎(第一次反抗期)
名を見て察しがつくように、大竹野さんのご子息です。 第一次反抗期という劇団を立ち上げていて、作・演出・俳優と、大竹野さん顔負けの才能の人。 すっかり立派な大人なのに、
赤ちゃんの頃からお稽古場に連れられてきていた彼は、 未だに事あるごとに 「春生は稽古場をフルンで走り回っていた」と幼少の昔話を掘り返されます。 あ!もしかして 『第一次反抗期』という劇団名は、そんな面々に対する無言の抗議なのかっ 今、由来を確信しました! 【大竹野春生扱い】
東京公演予約ページ
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◎柴垣啓介◎(空の驛舎)
柴垣さんは、 くじら企画版『大竹野正典物語』とも言える、
小栗一紅さん作『愛しのクマちゃん』@くじら「本」会議で、大竹野さん役を演じました。
生前の大竹野さんとは面識のない彼ですが、きっとご縁があるのでしょうね。
ひとりだけグーンと若いのですが、 落ち着いていて貫禄もあるのでその事実を忘れてしまうそうになるんです。 でも写真みると、プクッと赤ちゃんみたいな手。 そこに若さを集約してたのね。了解です 今回の役は、彼が手を挙げてゲットしたそう。 やりたい役を演じられるなんて、なんという幸せなことでしょう。
難しい役どころに挑戦できる幸運と辛苦を満喫中なはず。
【柴垣啓介扱い】
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◎オットー高岡◎
オットーさんは大竹野夫妻の学生時代からの先輩。 ず~っとず~っと濃い濃ーい関係らしく、
大竹野さんの息子、ハルオ君が
「小さい頃ずっと親戚やと思ってた」と言ってました。
親戚じゃないと初めて知った時にハルオ君を襲った衝撃波
想像がつきすぎて笑ってしまいます。
そんな濃い濃ーい間柄だからかもしれませんが、
お顔、どの部分も特に似たところがないのに、 大竹野さんに似て見える時がある不思議。 今回、オットーさんが演じるのは『サラサーテの盤』2004で大竹野さんの演じた役です。
【オットー高岡扱い】 東京公演予約ページ
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◎小栗一紅◎
おぐりんこと小栗一紅さんは 携えている穏やかで優し気な雰囲気からは 想像つき難いレベルのバイタリティの持ち主。 劇作家やわ、役者やわ、推拿整体師やわ、太極拳準師範やわ、写真は撮るわ、 挙げればきりがなくムチャクチャですねん。 通し稽古では、
私が妹役だった前回、前々回とはまた違うお姉さんの心内を感じた場面がありました。
古参からも新生『サラサーテの盤』の風を感じる舞台です。
撮影写真をくじら企画に渡したすぐ後「PVに写真使ってもいい?」と問い合わせ。
ぬおおお〜、疲れもピークなはずなのに今から頑張るんか!?
おぐりんのその活力は、きっとみんなに伝染して支えとなってきたことでしょう。
#おつまみ大竹野『怪シイ来客簿』
チャーミングなおぐりんをどうぞ。
【小栗一紅扱い】
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帰りがけ、照明スタッフの鈴美さんが「加奈ちゃん、芝居よかった」って声かけてました。
子どものようにテンション上がる加奈さん。
そうですよねぇ、わかるわかる。
鈴美さんは、絶対に本当に思ったことしか言わないから。
そういえばお稽古始まって間もない時
おぐりんTwitterに、すでに付箋だらけの加奈さん台本の写真があがってたっけ。
実力派女優は努力の人でもあります。 #おつまみ大竹野からは、『夜、ナク、鳥』ド迫力の加奈さんを。
【林加奈子扱い】
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◎森川万里◎(桃園会)
どうですか、人となりが滲む後ろ姿だと思いませんか。
粋な着物姿の女性に“匂い立つ~”という表現がよくありますが、 わたし的に万里さんは“匂う”よりも“薫る”イメージ。 いつも凛としていて爽やかな風を吹かしています。 『サヨナフ』『ドアの向こうの薔薇』『夜が掴む』『海のホタル』等々 大竹野さんがいなくなってからのくじら企画の公演を 力強く支えくださっている役者さんの一人です。 何事にも真摯な姿勢で全力投球。 舞台上のみならず、 万里さんの気働きでどれだけうまく回っていることがあることか。 【森川万里扱い】
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◎ふくいあかね◎(劇研「嘘つき」/みつカネ堂)
コナコを中心とした3人の調和した空気がいいなぁ。
「そうだ、あかねちゃんがいるじゃないか」
わたしがコナコ役を降板することになった後、こずえさんの頭の中に走る流星の煌めき。 報告受けて、私「こずえさん、天才!」 大好きなコナコ役を大好きな人にバトンタッチできた幸せ者です。
コナコのシーンで、自分的にどうもしっくり出来たことがなかった所があるんです。
そのシーン、あかねさんの魅力たっぷりの楽しい場面になっていて。
本番でまたあのシーンに会えるのが楽しみです。
【ふくいあかね扱い】 東京公演予約ページ
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◎後藤小寿枝◎
こずえさんの好きなところのひとつ。
歩き方。
ぐんぐんって感じに歩くんです。
この写真で伝わるかな。
その姿見るとなんだか元気もらえるんですよね。
今作で、くじら企画初の単独東京公演までをも実現させたこずえさん。 私の中の“こずえさん伝説”に新たなページの誕生です。 ただひたむきに一途に
『大竹野くん』 そう心で呼びかけ続けて、ここまで来たのだと思います。 #おつまみ大竹野 『夜、ナク、鳥』より
プライベートで大竹野さんが怒られていた時の動画かと見まがう既視感の半端なさよ、、、
【後藤小寿枝扱い】
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スタッフ ◎照明 林鈴美◎
大竹野さんは常々、 鈴ちゃんの暗い照明が好きだ、と言っていました。 “闇を創る照明家”の異名をもつ鈴美さん。
大竹野作品との相性の良さは誰もが想像つくことでしょう。 鈴美さんの灯りのニュアンスは ビデオや写真では届けることが出来ません。
リアルタイムで観劇された方だけが、
誘われる照明世界があります。 是非是非、会場で鈴美さんの灯りに飲まれて頂きたいです。
◎音響 大西博樹◎
『密会』という作品に “ペルシャの市場にて”を指して「世界で一番美しい音楽だわ」という台詞があります。 これは大竹野さんの実感から生まれた台詞。
大竹野さんと最後のお別れの日、
大竹野さんを乗せた車が走り出す瞬間に、大西さんがこの曲を流しました。 まさに舞台のようなタイミングで。
今回も、音楽に強いこだわりを持っていた大竹野さんが
喜び誇る仕事をしに参上です。 ◎制作協力 秋津ねを◎(ねをぱぁく)
制作の仕事をあまり知らない私が、制作陣の凄さを目の当たりにするのは主に劇場に入ってから。 ねをさんの現場対応力は半端ない。
いつも“ほぉ〜〜〜”と惚けてしまうほど。
今回のチラシには“制作協力”との記載。
ねをさんの東京帯同はあるのかな?ないのかな?
くじら企画初めての単独東京公演、ねをさんがついていてくれるだけで、
どんなイレギュラーが起こっても大丈夫!と安心していられるのだけれど。 ねをさんは東京から大阪に来た時、お家が決まるまで大竹野家に居候してました。
大竹野家の合鍵を持っていたらしいおぐりんと、
第二夫人の座を争う会話を耳にした記憶が(笑) 大竹野さんはモテてたようです。
◎舞台監督 塚本修◎
こずえさんが「先輩」と呼ぶ塚本さん。 呼び名の通り、夫妻の学生時代の先輩です。
以前に、エイチエムピー・シアターカンパニーさんの
『夜、ナク、鳥』仮想劇場上演にあたり、 塚本さんがカンパニーに寄せた文が下記のURL先に載ってます。
独り言賛辞が「塚本さんめぇ~」と訳のわからぬ悪態で口をついてしまうほど
複雑にして心打つ納得が私にはありました。 大竹野さんと共に芝居を歩んできた塚本さんにしか書けない考察。
大竹野作品にご興味ある方、ぜひ読んでくだされば。 https://hmp-theater.com/yorunakutori/2021/07/08/note01/ https://hmp-theater.com/yorunakutori/2021/07/09/0709note/ 以上、メンバー紹介でした。(ゼェゼェ) ここまで辿り着いてくださった方が果たしているのか、な 長文、大変失礼しました ありがとうございます、ありがとうございます。 by 藍田マリン ************************************* おぐりん作 予告PV① 予告PV② PR この記事にコメントする
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