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「今年もよろしくお願いします」もないブログでどうもすみません
そんな本日1月27日は金奎彬ちゃんのお誕生日
去年も韓国行きは実現しないまま、終わってしまいました、あ~あ
単に観光旅行とかなら簡単なことなんですけれどね。
でも道筋がつくかも!ということは2回あったんです。
しかしながら、あ~だめかぁ~ってな
今までにも幾度となく繰り返されてきた結果。
そんな展開に、いつも、何か、神様に
「今は“時”ではない」と言われているような気になるんです。
それが本当なら、必ず“時”は巡ってくるわけで。
…な~んて、悠長すぎ?
私、スピリチュアルな方々がよく言っておられる、
『人は生まれてくる前に人生の筋書きを全てを自分で決めてくる』ってこと
なんとなく信じていて。
だってロマンチストでナルシストでセンチメンタルな私の演出としか思えない、
思わず、「小説家だってこうは書かない!」ってびっくりするような劇的なことが、
時々、人生に起こるから。
「金ちゃん、お誕生日おめでとう♪」
私はいつか再会を果たして
以前みたいに、また彼女の耳に届けられる日が来る、
そう決めてきたはずって思っています
写真ははるか昔のツーショット。
こんな場所に勝手にアップするのは気が引けるけど
はるか昔の写真だからと許してもらえるかな、って。
どこでどうつながるかわからないから
小さい小さい小さい種でも蒔いておきたくて。
by 藍田マリン PR シアターBRAVA!で念願の『宮城野』を。
他のチームの『宮城野』を観るのはこれで3組目です。
【本の中に答えはない。得られるのは疑問であり、
答えは実人生で探さなくてはならない】 先日、治療に通っている整形外科の待合室で(首がイテテなんです)、
たまたま手にした雑誌で目にしました。 それは読書をテーマに書いているページだったんですが、
お芝居の台本も全くその通りだなと感じ入り、思わずメモってしまいました。 『宮城野』は戯曲の中でも特に自由度高い作品だと勝手に思っています。
台詞も展開も熟知している私は、
自分やマリンプロデュースが悩んだり躓いたりした部分が、 今回の舞台ではどのように解釈され、表現されているか本当に楽しみで楽しみで! 何を作品の中心に持ってきてるんかなー
“あの出来事”を宮城野という女性の生き方の何としてるんかなー
矢太郎の去り際の行動原理と真意をどうしたんかなー
そりゃまぁ、こうこうこういう解釈だからこういう言い回し、とかこういう動き、とか、
そんなこと逐一説明されるわけではないし、 芝居って、大部分大切なことは内包されているし、 感受性のまずさで汲み取りそこなったり受け取り切れなかったところもありますが、 私なりに草刈民代さんの、安田顕さんの実人生で探しあてた宮城野と矢太郎、今回の『宮城野』が提示したものに触れられて、すごく満たされました。 一緒に行った、マリン版『宮城野』の矢太郎、吉田トミーは今回が初の『宮城野』観劇。
「自分達の『宮城野』とはまるで対極」って。
「自分が台本もらって読んだ時に持ったイメージに近かった」とも言っていました。
ああ、そうなんや~。
よく言われたんです、私の宮城野像は台本とは違う印象って。
上演後の劇評家さんの批評には
「今回のようなアプローチは初めてだ。とても個性的で興味深い」
と好意的に書いてくださった方もいたし 「シャンソンを聞きに行ったらロックだった、みたいな…」
と違和感アリアリだった方も
いろんな言葉をいただけるのが最高にうれしく、楽しかったです。
今回の『宮城野』も多種多様な感想や劇評が集まることでしょう。
受けて側の好みや年齢や経験値や、
その日の体調や、また観る席でも感じ方が違ってきますから。 『宮城野』は展開がややこしいのでチンプンカンプンだった方も多いかも
観る席といえば、私はよい席だったとは思うんですけれども、
当たり前に小劇場での観劇が主な身としては、いつもに比べると舞台が遠くて 私より後方にもたくさんお客さんがいたので、
普段は基本的に観劇下手で、舞台から自分の席の距離が、 その芝居と自分との距離になってしまいがちな私は、 ちゃんと楽しんでもらえたかなぁ、 と余計なこととは思いつつ心配になりました 個人的には『宮城野』という作品は、広い会場ではとても不利だなぁと感じますが、
そんな条件吹き飛ばして 今日もあの美しい舞台が多くの方を魅了しますように あ、大阪千秋楽はもう終わってますね。
残りの公演もずっと『宮城野』応援しています。 by 藍田マリン 勝田真由さんから封書が届き、DMかなと開けると
素敵な写真をありがとうございました♪のメッセージとともに
イエローラブマリンにちなんだ黄色い蝶々ストラップが入っていました。
先日まで韓国での作品展。お土産買って来てくれたのです
お国柄?の鮮やかな色彩に元気もらって早速お礼のメールを送ると
「色違いで自分用にも買いました」
んつい最近にも同じような文面が。
くじら企画での共演者、池上和美さんが
お芝居観に来てくださった時にくれた馬のマスコット。
お礼メールの返信には
「池上も色違いを買ってしまいました」
二人とも自分の分も購入するくらい、すっごく気に入ったものを
私に選んでくれたんだなぁと改めて。
いろいろ、このところ下向いていた気持ちが、ぱぁっと虹を見上げたようでした。
うれしかった。
黄色って明るい気持ちになりますね!
蝶々は魂の再生の象徴、って聞いたことがあります。
アイメイク?がなんだかローリー寺西さんぽくってお気に入り。
あの人のファンとかそういうことではないんだけど
ピエロのように笑っていても泣いているような顔が
切なくて妙に惹かれるんです。
ちなみに真由さんが“素敵な写真”と言ってくれたのは
個性的で、素敵~ 肝心の元気さんにはまだ写真渡せてない…
諸事情によりしばしお待ちを!
by 藍田マリン って、書くと愛妻・こずえさんに叱られそうな、何やら意味シンですが。
Piperの後藤ひろひとさんを皮切りに、
大大大勢の方が大竹野さんのことを書いておられるので、
こんな題名にしてみました。
大竹野さんは、常に“関西演劇界を代表する劇作家で演出家”という冠がつく方なので、“私の”とは、我ながら大きく出たものですが
鈴美さん曰く、「大竹野さんは私とマリンちゃんが大好き」だから
きっと許してくださるでしょう。
高熱出して昏々と眠っていた日です。
携帯電話に知らない番号から着信が。
「くじら企画の大竹野ですが、次回の舞台に出ませんか。
『密会』という作品の再演であなたには少女と主婦の2役をしてもらいたいと思います」 「は、はいっ!」
くじら企画に出してもらえるのなら木でもいい!
私は驚きつつも元気よく返事して、そして再び昏々と眠りました。
目覚めた時、当然のように
「へんな夢見た??」と思って携帯電話を確認すると、やっぱり知らない電話番号からの着信があって。
ぅ、わっ!夢、ちゃうやんかーーーーーーーー!!
頭にモヤがかかっていた電話の時よりも数倍驚愕したような気がします。
そりゃまぁ、そうでしょう、
大竹野さん率いる『くじら企画』は関西演劇界で知る人ぞ知る、な存在。
私みたいに端っこの方でほそぼそ~っとやってる役者からしたら、
雲の上の人、なんて言葉でも追いつかなかったのですから。
あの時は、私の演劇人生の幸運を全部使ってしまった、と大真面目に思ったなぁ。
さて、熱が下がって正気に戻り、考え込みました。
どういうルートで電話がかかってきたのか全くもってわかりません。
なにしろ大竹野さんと私は接点が皆無…。
以前、ラフレシア演劇祭で、くじら企画の『夜、ナク、鳥』(釘付けになりました)を観劇した後、たまたま感想を聞かれたことが唯一思い出されただけ。
?マークが飛び散ったまま迎えた顔合わせ、これまた関西を代表する、顔しか存じ上げない名優たちがついている席にちょこんと座るやいなや、大竹野さんが開口一番、
「くじら企画に20代の人が出るのは初めてです!」(←キッパリ)
顔がまっさおになりました
「やっぱり大竹野さんは私のこと何も知らん~!!」
私は小柄で、おまけに顔のパーツが中央に寄り気味(昔、誰かが鍋のふたみたいな顔と言うた。失礼なっ)いわゆる童顔ですが、その時すでにどっぷり30代。
少女役を仰せつかっていたマリン、顔合わせで降板か!!
ってか、台本見せていただくと、この役“木”どころかヒロインなんですけど…。
え、ぇええええええ~っ!?
とまぁ、大竹野さんとのご縁はこんなふうに結ばれ、
私はくじら企画のホームページ役者紹介末席に名前を連ねる今に至っているのです。
のちに、私に辿りついた経緯をうかがうと、
あてにしていた女優さんと予定が合わず困っていたところ
林純代さんが私の名前をあげて下さり、大竹野さんが「あの子だったらできそうやなぁ」
私が出演させていただいていた、同じくラフレシア演劇祭参加、
劇団ARK主宰の斎藤さんに電話番号を問い合わせてかけてくださったとのこと。
純代さんともほんの少し面識があっただけなので、
なぜ私を推薦してくださったのか、それは今でもちょっと不思議ですが。 条件が「少女と主婦両方できそうな役者」とのことだったので
神原さんとこで、永遠の微少女役?(あはは)で使ってもらっている舞台をお二人とも何作か観てくださっていたからやろか??
ところが、そんな役者選びの範囲を狭める条件「少女と主婦の2役」も、
最終的には再演とは名ばかり、全面改定、新作『密会』となったので、
メインであった少女役は台本から消えました。 もしも、最初から全面改定で主婦役を探していたなら、
候補者の間口は格段に拡がって、100%絶対に私に白羽の矢が立つことはなかったでしょう。 消えるわけはないのに、この偶然の連なりがふとしたはずみで消えてしまいそうな、時々そんな心許無い気持ちになります、と大竹野さんに言ったこともあったなぁ。
“出たいと思って出られる劇団じゃない”というフレーズを何人に聞いたことか。
名だたる先輩女優さん方にめいっぱい羨ましがられたし。
大竹野さんは変な役者が好きなんだそうです。
はい、私は今、思いっきり自慢話をしてるんです。
大劇作家・演出家の大竹野さん。
普段は正真正銘な?ただの酔っ払いおやじです。
ある夜の電車中、ぼんやりマナコで船漕ぐ大竹野さんに出くわすと
「おぅ。マリンちゃん。ちょっと。いこか」
と私を一杯飲み屋に連れ出し
「マリンちゃんと。二人で。飲むのは初め。てやなぁ…」
言い終わるか終らないかでテーブルにつっぷしてゴウゴウ寝て、
くにゃにゃになってどうしようもなく、
私から連絡を受け、かけつけたこずえさんに回収されていくような
飲んだくれおやじです。
でも一転、稽古場の大竹野さんといえば、それはそれはかっこよくて。可愛くて。
目の前で役者が繰り広げる光景を、鋭い眼光で刺し見ている時があるかと思えば、
東映まんが祭ですっかり心を鷲掴みされている子どもみたいに
自分の書いたシーンに心揺さぶられ、ハッ!だの、ウッ!だの、百面相していたり。
そんな大竹野さんを見ていると、楽しくて可笑しくてとても幸せな気持ちになるので、
出番でない時、目の端でちょろ見してクスクスをかみ殺しました。
大竹野さんの躍動する鼓動を、
くじら企画を、
ずっと捉え続けた写真家アマノ雅広さんの数々のモノクローム。
回ってきたアルバムには、
私が全く知らない頃の大竹野さんとくじら企画が燦然と輝いて。 どれも痺れるかっこよさだったけど、私は最後にあった写真がとても好きだなぁ。
ほとんどが壁?で、左下のカドッコにちょっとだけ顔のぞかせてるやつ。
真っ白の端っこにちょこっと写る大竹野さん。あの写真、ほしいなぁ。
最近は大竹野さんにお目にかかる機会が多く、
6月のあうん堂さんの公演では、
同じく観劇に来られていた大竹野さんの隣があいていて、 並んでお芝居を観ました。 打ち上げ一緒に行こうと誘っていただき、楽しい時間を過ごしました。
ほんの先日、元気さんの結婚式2次会でも同じテーブルに座って、
九谷さんと共に「『宮城野』よかったよ」って言ってくれたばかりじゃないですか。 あの日の帰りがけ、交わした会話が最後となってしまいました。
小心者の、私なんて、な私が言わないことを珍しく口にしました。
「大竹野さん、また私に似合う役、書いて下さいよ」
「“私に似合う役”て。」
と大竹野さんの隣にいた猪岡さんが笑いました。
一生懸命思い出そうとするけれど、その時大竹野さんがなんて言ったのか全然思い出せないんです。
きっと笑ってごまかしたんだと思います。
「“うん”って言ってくれてたなら、「約束したじゃないですか!」と怒って言えたのに、もう!」
響く読経の中で、ちょっと怒って大竹野さんにそう言ってみました。
出演させていただいたもう1つの作品、
『サラサーテの盤』での私のセリフがとても好きで、
あれは内田百閒さんの短編小説を軸に脚本を書かれたとのことだったので、
当時「引用したセリフですか?」と尋ねたら「いや、あれは自分で」と答えられました。
「ありゃ!大竹野さんってロマンチストなんですねー」と言ったら少し照れていました。
―――――人生の間尺は時間の長さではありませんわ
だからお義兄さんは なにも泣く事など無かったのですよ――――― 大竹野さん、
私もまた、なんにも泣く事なんてないんでしょうかね?
そりゃご冥福はお祈りしますけど、突然のお別れ、えらくつらくて泣いてはしまう感じです。
実は実感なかったりするんですが、そこは役者ですから、すぐに取り込まれてしまうんです。
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