宮城野お稽古ログ２０１２年３月１０日までトップ固定。

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宮城野の日々

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2024/11/25 (Mon)

２０１２年３月１０日までトップ固定。

“トップ固定”という技をMitchiiに頼らず何とか自力で身につけました
やればできる子
出来ている…はずなんだけど、どやろか

スコップ団って、こんな団体です、と書きたいのだけれど、
想いのこもった活動をたくさんしていて、
その詳細に自分の気持ちも積もるし、
結局どんなふうにもまとめられなくて、書けません
自分の言葉では書けないけれど、でも、もう少し工夫、努力してみました。

以前に記したように、スコップ団のことを間違いなく伝えるには
団長さんのブログ“『とうせ地球のチリだからな。』”を読んだもらうのが一番だけど、
遡って読んでもらうには超膨大量すぎて、なかなか難しい。
なので、独断よりぬき記事、選びました。
よりぬきと言っても、これまた超多くなってしまったけれども

だいたいでカテゴリーわけてあります。
【スコップ団活動】　津波災害を受けたお家に対しての活動
【smile for birthday】　被災された方にお誕生日ケーキを届ける活動
【ドライアイス】【物資支援】　震災直後の活動
【イルカ】　団長が救ったイルカの子どもの話
【dog wood】　被災動物保護
【イベント】　スコップ団が企画したイベント
【ゆきえさん】　団長が活動を始めるきっかけとなった方。
【団長】　団長さんの想いや人となりがわかる記事。
【花火】　3月10日の花火大会

すごーくたくさんの記事があるけれど、
乱暴にいえば、その中の一つだけ読んでもらっても大丈夫だと思えるくらい、同じです。
シチュエーションやカテゴリーは違っても
どの記事も、核はシンプルでぶれない同じ想いを綴っています。
【スコップ団活動】の記事には現場の写真がたくさんあります。

スコップ団が行ってきた活動のひとつ、ドライアイス支援。
亡くなった方々と遺族の方々の対面を、出来る限り、生前と変わらない姿で叶えたい。
感受性豊かで、想像力があって、本当に優しい人の発想だと思いました。

津波で泥にまみれたお家の片付けの際、家主さんが全部捨てていいと言っていても、
大切そうなものは、分別の時に大事ゾーンに分けて、泥を落として、きれいにして、
そしてもう一度、家主さんにいるかどうか聞くのだそうです。
捨てていいものから大切に取っておくものに蘇った思い出の品が
もうどれくらいあるのだろう、と思います。

私には、『真心』としてきらきら輝いているスコップ団の活動ですが、
様々な考え方で、批判や苦情の対象である方もいるようです。
少なくとも【私は】、
私がもし被災した立場だったなら、
スコップ団から手渡された思いに、癒され、
またこれからを支えてくれる大きなきっかけになったと、
想像の中であっても断言できます。

２０１２年３月１０日の花火大会について、私がブログに掲載した後日に、
主旨のわかりやすく書かれた記事があったので、
11月5日のブログ中から一部抜粋転載

～抜粋転載～

よく耳にする「３月１１日を忘れないようにしよう、風化させないようにしよう。」

私は、否定ではなくて、もっと大切なのは３月１０日だと思っています。

上記のような生き方で人の為に生きることが出来ていたなら、何の悔いもない。
想いを伝えておこうと思う。

避難所から初老の女性を車に乗せて、私たちの倉庫にお連れした時の話です。
「主人とはケンカなんてしたことなかったの。」
「そうなんですか～。仲良しですね。」
「うん。本当の意味でのケンカはありますよ？議論みたいな。ちょっとした。それがなくなったら人はお終いでしょ？」
「はぁ。」
「でも、その日は、本当にくだらないことで意味のない感情上のケンカをしてしまったの。初めて。」
「はぁ。」
「彼は車で、すごいスピードで出て行っちゃって「行ってらっしゃい」も言わなかったし、行ってきますもなかった。そのままぶつかって死んじまえ！って思っちゃったの。」
「・・・。」
「そのまま、あの人は、津波で死んでしまったの。」
「・・・。」
「だからね、平一家の家長さん。」
「・・・。」
「私の一番の後悔は、食料や水を蓄えておかなかったことじゃないの。懐中電灯もなにもいらない。」
「・・・。」
「もし運命で彼が死んでしまう事が避けられないにしても、愛していたって伝えたかったってことなのよ。」
「・・・。」
「あなたは、何でもしてくれる。本当にありがとう。」
「とんでもないです。」
「でもね、モノじゃないのよ？」
「分かります。分かってやってます。俺もそうだ。」
「私の想いを、いつか天国に届ける企画を立ててくれないかしら？」
「分かった。考えます。チカラもつけます。」
「その時は、私は元気だよって彼に伝えたい・・・。」

これが【天国にぶっ放せ】の始まりです。
お墓へのお菓子やお花。
お供えは、合理的に考えれば無駄な事かもしれません。
でも、人間だからやるのです。
感情があるから、そうするのです。

私達もいつか死ぬ。
その時、感情が残っているのであれば、私はお供えは嬉しいと感じるだろう。

今回の花火は、お供えです。
雲が邪魔をしても、雲の上まで飛ばせば花火は見える。
スッと生まれて、ドンとキレイな大輪を咲かせて、散る。
まるで人生のようです。