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宮城野の日々
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大竹野正典追悼企画室室長、ツカモトさんから指令を受け、
企画書なるものに初挑戦
そんなことしたことがないもんですからね。
参考企画書をいくつか見せていただきながらレクチャーを受ける、某過日。
 
「読んでもらえる企画書になるかどうかはマリンちゃんのセンスにかかっている
 
てな言葉でシメられ、託されたわけですが
 
私、フォトショップもワードもエクセルも
最低ラインがようやっとできるくらいでありまして
無知ゆえに企画書作りにセレクトしたのがワード。
エクセルの方がまだ使いやすかったらしい…
 
 
わからんなりに機能をさわりまくって工夫を試みる。
 
おおこんなんできるんや
 
最後まで機嫌良く順調にいくと思いきや、
突然のご乱心
 
ワード!!
 
いけずなワード!!!
 
 
いやいやいや、そこちゃうっちゅうにっ
っていうとこに、貼り付けたい部分が飛んでいってしまう~
 
こなくそ!こなくそ!
と、執念でどこもここも、何回も何回もさわりまくっているうちに
久々の貫徹してしまいましたよ
たいしたことしていないにもかかわらず
 
それでも、微妙に思い通りには貼りついてくれなかったんですが
 
艱難辛苦を乗り越え、
100605_0217~01.jpg


やっとこんな感じに。
 
ちょびっと行間まちまちだけど、、、これで許ちて…
 
 



その後、数回の校正を重ね
(新たに文を挿入したら、またクチャクチャになったりするんですよ!ワード!!)
さぁ、関係者各位に届ける準備もいよいよ整いました。
 
ここには企画書の冒頭にある、
こずえさんとツカモトさんのご挨拶を載せておこうと思います。
 
くじら企画公演主旨の全てです。
 

**********************************************************************************************************
 
大竹野正典演劇作品を上演するにあたって
                     
~ ご挨拶に代えて ~
 
くじら企画 制作 後藤小寿枝
大竹野が亡くなったのは日本海だったので、棺は延々と高速道路を走り我が家へ向かった。着いたのは夜の8時ごろだっただろうか。
入ろうとして驚いた。狭い木造二階建てのうちの中が人でいっぱいなのだ。玄関は靴だらけ、しかも納まりきれなくて廊下から階段まで、ビニールを敷いた上に靴が行列を作っている。
知らせを聞いて駆けつけてくれた人たちだった。何十人だったのか今も判らない。
今まで一緒に芝居を作ってきた仲間達や大竹野を愛してくれていた人たちである。
挨拶をかわすうち、それまで空っぽであった私の頭に、突然、芝居をしなくては、大竹野の芝居を再演しなければ、という想いが降って湧いた。
 
「再演をしましょう。協力してください。大竹野の演出どおりに、同じ役者で再演したいのです。大竹野の芝居を一人でも多くの人に見て貰いたいのです。皆さんの協力があれば可能だと思います。」
 
その日から、くじら企画として最後の公演に向かうプロジェクトが動き出した。
ビデオ上映も含む三回の公演が企画された。
どの作品も真摯に芝居に取り組んでいた大竹野の目線が思い出される。
真面目だけれども人を笑わせる事も大好きで、劇中には思わす吹き出してしまうようなシーンも必ず描かれてある。
人間、というこの不思議なものに、自分自身も含めて対峙してきたのだろう。
その想いを汲んで下さった人たちと一緒に今回の公演に臨む。きっと幸せなことなのだろうと思う。
感謝の気持ちでいっぱいである。
 
 
                          大竹野正典追悼企画室 室長 塚本修
その日、大竹野正典急死の報は瞬く間に広まり、居ても立ってもおられずに、皆が大竹野家へと駆けつけた。
この期に及んでも、そんな筈はない、間違いであって欲しいと祈る気持ちは強まるばかりで、沈痛な面持ちで遺体と家族の到着を待つしかない歯痒さを、続々と集まり来る数十名の誰もが感じていた。
午後9時前、家族と共に大竹野は遺体となって戻った。
張り詰めた空気の中、決意を込めた凛とした表情で、後藤小寿枝が言ったのだ。
 
「再演をしましょう。同じ役者で、大竹野の演出どおりに。大竹野の芝居を一人でも多くの人に見て貰いたいのです。」と。
 
言うまでもないが、後藤小寿枝は大竹野正典の妻である。
彼女は私が高校時代に所属した演劇部の1年後輩で、大竹野は後藤より更に1年後輩の、同校の同窓生である。
そんな経緯もあって、彼等が立ち上げた劇団『犬の事ム所』を拝見し、客演したのをキッカケに、その後は舞台監督を引き受けた。
大竹野が遺体となって戻ったその日、後藤は大竹野作品の完全再演をすると宣言した。
ならば単なる追悼公演に終わらせる訳にはいかない。
出来る限りの事を尽くし、大竹野作品を多くの人たちの胸に、深く刻み込みたいと思った。
大竹野正典を忘れたくない皆の想いから、大竹野正典追悼企画室は動き出した。
 
********************************************************************************************************** 
 
この公演は一人でも多くの方に観てもらうために。
 
大竹野さんを、そしてくじら企画を愛してくださっているすべての皆様、
どうかお誘い合わせのうえ、ご来場ください。
切にお願い致します。
 
こちらは精華小劇場公式サイトの
くじら企画記者会見のもようです。

www.hatch-amp.com/index.php



by   藍田マリン

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庄内のお稽古場に行く途中、すでにクタビレオーラを放つ戎屋海老さんと遭遇。

お互い、体力が落ちて落ちて落ちて困る話をしぃしぃ向かうも、
海老さんは、さすが!!
ひとたびお稽古が始まるとエネルギー満タン演技でした
なかなかに意気込みを感じます。
 
 
思えば、急遽仮チラシ配布となったのも、きっかけは海老さん
 
春恒例のくじら企画お花見の席で
 
「情報を情報を~~~~っ
 
と、こずえさんの片足にすがる海老さんを発見(多少脚色
何事?と耳を澄ますと
公演を宣伝したいから、なんでもよい、情報書いたものを用意してくれと。
そしたらなんぼでも情宣ができると。
エビさんなのにウシさんのようなモーレツアタックぶりです
そんな、今までに見たことがない海老さんの、
内から湧き上がる雄叫び姿に感動し打ち震え、
思わず私は
 
「海老さん
  ブログ用に用意している画像があるんですが、
  それを仮チラシとして使いますかっ
 
 
後日、海老さんにお目にかかった時、
仮チラシの印刷がもうすぐ上がってくることをつげると
海老さんは
「できたら連絡ください私取りに行きますから
 
なんと積極的なっ
私は再び感動し、
 
「できたらすぐにこずえさんから海老さん宛に送ってもらいます
 
「して、なんぼほど
 
「さ、さんじゅうまい。」
 
 
 
 
 
さ、さ、さ、さ、さんじゅうまーーーい
 
 
 
 
30枚のチラシを受け取る各人さま
そのチラシには内に秘めた海老さんの執念と真心が込められています。
どうぞよろしくお願いします
 
 
100601_2150~01.jpg







 

 
 
画像は共演女優、おぐりんこと小栗一紅(またの名を大正まろん)さんから頂いた
昨日(ああもう一昨日に)のお稽古ワンシーン。
おぐりんのブログにも、くじら企画カテゴリーあります。


おぐりんのブログ
blog.livedoor.jp/ogurikazue/



by   藍田マリン



本日より追悼公演第一夜
『サラサーテの盤』のお稽古が始まりました

今日は読み合わせのみ。

終わってからの顔合わせ兼飲み会の席で隣の石川さんが言いました。


「正直この公演、こけるかもしれないと思っていたけど、、、

                                ………イケるわ

 

シビア大明神(謎)、石川さんが太鼓判推しました!(イモ判)


『サラサーテの盤』、イケます!!

 

4ba70a29.jpeg

 ことぶきの顔合わせ&飲み会風景




9a2f2fb1.jpeg



みんなを窓辺から見守る大竹野さんと
おーきい顔の海老さん
                     






by   藍田マリン                                                                        


ようやく第一弾を中心に情報公開です
 
大竹野正典追悼公演 
 
【第一夜】
 
『サラサーテの盤』  作・演出…大竹野正典
(精華演劇祭2010 SPRING/SUMMER参加)
 
日時…2010年

8月27日(金) PM7:30 
   28日(土) PM2:00
        PM4:30  ビデオ上映「海のホタル」(2006.精華小劇場)
        PM7:00
   29日(日) PM1:00 ビデオ上映「ドアの向こうの薔薇」(1996.扇町ミュージアムスクエア)
        PM3:30
 
会場…精華小劇場
 
料金…前売券2500円 当日精算券2500円 当日券2800円 中高生券1500円
※ビデオ鑑賞料は一般1000円 中高生500円
 
キャスト…戎屋海老・秋月雁・石川真士・九谷保元・栗山勲・モリタフトシ・えび
      小栗一紅・林加奈子・藤井美保・藍田マリン・後藤小寿枝・大竹野春生
 
スタッフ…舞台監督 谷本 誠
          照 明  林 鈴美
        音 響  大西博樹
        制 作  大竹野正典追悼企画室 室長 塚本 修・くじら企画
 
 
【第二夜】
 
『密会』  作・演出…大竹野正典
 
日時…2010年10月29日~31日
会場…ウィングフィールド
キャスト…秋月雁・戎屋海老・石川真士・九谷保元・栗山勲・モリタフトシ
                  池上和美・藍田マリン・後藤小寿枝
 
 
【第三夜】
 
『山の声』  作・演出…大竹野正典
 
日時…2011年1月21日~23日
会場…in→dependent theatre 2nd
キャスト…戎屋海老・村尾オサム
 
 
 
***********************************
 
 
 
プロジェクト始動からここまで、長かったぁ。
それだけ、難しいことをしようとしているということ。
 
 
紆余曲折を繰り返しましたが、上記3作品にラインナップが決定しました。
最終的に判断の胆となったのは
 
【作・演出 大竹野正典の公演を打つ】
 
もちろん、限りなくそういえる舞台を目指す、であるけれど。
 
 
結果的に全く作風の異なる作品群が並びました。
 
 
第三夜の『山の声』は2009年のOMS戯曲大賞に輝いた栄えある作品。
 
第二夜の『密会』は、大竹野作品の主軸といってもよいであろう、実際の事件を題材とした作品。
 
そして第一夜『サラサーテの盤』
 
――――― カラン コロ カラカラカラ ―――――
 
不思議なト書きで始まるこの台本は、
例えば、犯罪を題材にした作品群ほどインパクトの強い作品ではないけれど、
大竹野さんがくじら企画の前身「犬の事務所」時代、随筆演劇と名付け、
もっとも愛着する芝居だと公言していた名作です。
 
私もまた、この本がものすごーく好きで。
 
上演時のパンフレットの言葉そのままに説明すれば、
内田百閒さんの短編小説と随筆をもとに書かれたもので、
“寝ている間に見る脈絡のない夢のような”と表されているヘンテコなお話。
 
ヘンテコな話を
ヘンテコな役者たちが演じるのだから
どだいヘンテコなことになってしまうわけなのです。
 
 
眉尻がピコッとさがる可笑しみが、ほの切なさを引き連れてくる
セピア色したファンタジー。
 
 
んー。
なんやら余計わかりにくい?マリン的説明
 
まー、お芝居なんてもんは、結局のところ観にゃーわからんわけですわー。
ということでお許しを
 
 
 
関西小劇場界で常に注目を集め、一目をおかれながらも、
大竹野さんの無頓着で?くじら企画の集客力はからっきしだったらしい。
現に私がかかわらせていただいた作品も大盛況とは、、、、、、
 
 
ぎりぎり“作・演出 大竹野正典”と銘打てるこの追悼公演で、
ひとりでも多くの方に作品に触れてもらいたい。
欲張ったこといいますけれども、3作品通しで。
 
 
 
もうすぐ、本チラシが出来上がるまでの仮チラシが巷に出回る。
 
仮チラシは急遽のことで、元となっているのは
情報アップの時にブログに載せようと、アマノ雅広さん撮影の、
隅っこに大竹野さんがちょこっといる大好きな写真を使わせていただき、
ずっと出番を待っていたトップの画像。
 
“元”なのでアップしている画像とチラシはほんの少し違います。
仮チラシには『サラサーテの盤』作・演出に続いて“大竹野正典”と入ってます。
 
小寿枝さんから挿入の指示が入った時、私はちょっとだだこねました。
 
このチラシ全面を大竹野さんのプロフィールとした構成でいきたいと。
ここに“大竹野正典”と改めて入れると、『サラサーテの盤』からは公演告知になってしまうと。
まぁ、本文主体のブログに添付する画像でなく、仮チラシなのだから
公演告知なのは当たり前、わかりやすいことが第一だと、すぐに思いなおしましたけれども。
 
大竹野さんのプロフィールが“逝去”で終わってしまうことに、
びっくりするくらい抵抗感が湧いてきて、悲しくなってしまったんです。
 
大竹野さんのプロフィールはまだまだ続くんやー!!(号泣)、みたいな。
 
その思いを一番深く強く胸に抱き、信じているのは小寿枝さんなのにバカな私。
 
 
 
 
 
プロフィールの更新、実現させますよ。
 
強気発言苦手人種ですが
今回ばかりは思いっきり。
 
 
不安は数え上げればきりがない。
それは私に限らず、石川さんが老獪な古狸古狐の巣窟と称した
百戦錬磨のくじら俳優陣でさえ、まちがいなく同じでしょう。
 
大竹野さんはいない。
 
たとえいたとしても、姿は見えないし、声も聞こえない。
 
 
それでも「くじら企画にハズレなし」と言わしめきた以下の芝居なんて
上演するつもりはありません。
 
 
 

 
 
――――― カラン コロ カラカラカラ ―――――
 
賽は投げられた。
 
 
 
 
by   藍田マリン



戯曲『宮城野』

登場人物は二人きり。
場面転換も全くなしのこの会話劇がどうやって【映画】として生まれ変わるの?
しかも宮城野を演じるのは矢代静一さんの次女、毬谷友子さん。
娘さんということ除いても、実力派演じる宮城野ですから。
どんだけーと叫びたくなるくらい
たくさんの方向から心惹かれていた映画『宮城野』を
やっと、やっと観ることが叶いました。

そういう好奇心以外にも、ちょっと、映画『宮城野』には思い入れがあって。

2007年、私のプロディース公演が決まり、
準備中にこの『宮城野』の映画化が公表されました。

どんな公演にも色々困難はつきものなんでしょうけど、
私、本当に落ち込んだ時期があって。
その時に世に出てきたのが映画『宮城野』です。

私にとっては有り得ない企画とタイミングで。

おめでたい私は勝手に、見えない力が
“へこたれるな”
と自分を後押ししてくれているような錯覚に(笑)

だから、この映画『宮城野』には、
これまた勝手に(その節は大変お世話になりました、な)感謝の念を持っていて、
しかも勝手に身近に感じていたりしてf^^;

 

その、映画『宮城野』

映画というカテゴリーで一観客として観たり、
毬谷友子さん演じる宮城野に感情移入して観たり、
自分の宮城野が受け取ってしまう場面があったり、
忙しくも、一番この映画を楽しんだ観客なのでは!と思うくらい楽しみました

以下、ネタばれありで書きます。

おかよさんが、私の『宮城野』の中にあった人物そのままで。
戯曲を“読む”だけなら、ともすれば相当な根性悪にも受け取れるけど、
若く清いが故のエゴイズム、
宮城野とはまた違うけなげさが観ている側に受け取れる人物像になっていて。
佐津川愛美さん、本当にピッタリでした!
あまりに可愛らしくて、毬谷さんが宮城野なのに、私も凹んだ^^;

写楽とおぼしき人物、これは全く想像と違いました!
戯曲の中で、私(宮城野)はおかよさんには実際会っているので
人物がはっきりあったのですが、
師匠は矢太郎の話の中だけで知る人。
私の中の写楽は、
品位も地に落とした、もっとゲスさがにじみ出たジジィだと思っていましたが、
國村さんの写楽はちゃんと師匠然としていて、
ぅわあ、こんな人だったんや~とびっくりしました

映画『宮城野』は風変わりなつくりで、舞台っぽさもあったのですが
樹木希林さんがいる場面はグッと映画らしさが上昇。存在感がさすがです。

やり手さんやお客人が登場人物としてあったことで、
宮城野の日常にリアルに触れられたのがよかった。

矢太郎の愛之助さんは冒頭辺りの、
自室で役者絵に向かって見得を切るシーン(21日上映ではなかったけれど)で、
わぁ!愛之助さん版矢太郎かっこいい!!と一気に心をグッと掴まれましたね

宮城野の毬谷さんは、言うに及ばず渾身の演技
私は特に矢太郎にひどい言葉を浴びせられた時の、忍耐した表情が一番印象に残りました。

21日は、一緒に行った吉田トミーや、友人にもよい映画だと言われて、
まるで自分が提供した作品のような感激でした。うれしかった。

 

 

【戯曲は文学であるべきだ。文学としての戯曲には行間の神秘があって、全容がつかみきれない宇宙が広がっている】

これは、いつぞ目にした矢代静一さんの言葉です。(トークショーで毬谷さんも少し触れていました)

 

「女優が違うだけでこんなにも別作品になるものなのか!
いや、女優に限らず、これは100人作れば100通りの作品になるだろう。
この台本、気に入りました」

この言葉は、以前、他の『宮城野』を観たことがある演劇関係の方が、
私の『宮城野』を観劇くださった時のものです。

 

戯曲『宮城野』はまさしく行間に神秘があって、全容がつかみきれません。
そのつかみきれない行間の宇宙に魅せられて、
みなが果敢に挑み、思い思いの橋を架ける。

付け焼刃では演じられない(これもさる関西小演劇界の重鎮の言葉)『宮城野』だからの役者を観る楽しみ、物語の展開のおもしろさ。この戯曲に詰まったたくさんの魅力の中のひとつに、
私は“数ある『宮城野』を観て、手に入れられるおもしろさ”があると思うのです。
たとえば真央ちゃんとヨナちゃんが同じ曲で、それぞれの振り付けでの対戦を観戦するようなもん!?


今回の宮城野像や矢太郎像も、今まで過去に観たそれらも、
自分の解釈とはまた少し違うけれども、だからこそのおもしろさを毎回享受しました。

より多くの方に、そういう『宮城野』のおもしろさも届くとよいなと願っています。

 

なんで、こんなことを書いているのかというと。
 

私は、日頃の行い良くまた『宮城野』の神様に好かれているので
ミラクルが下りてきて、イタリアのフィレツェで上映されたバージョンも拝見が叶ったから。

21日に兵庫県立芸術文化センターで上映されたバージョンと
2つの『宮城野』を拝見させていただいて、別作品だと感じたのです。

21日版は、トークセッションでの毬谷友子さんの言葉に、なるほどな、と深くうなづく、
戯曲『宮城野』に寄り添った作品。
こちらが宮城野の生き方が一筋の道となって浮かび上がってくる物語なら、
フィレンツェ版は宮城野と矢太郎、2通りの生き方に山崎監督の演出が加わって、
三つ巴で迫ってくる感じ。
戯曲をぐんと膨らました感がありました。

トークセッションでは演出家の西沢栄治さんが
“いい意味でヘンテコな映画”と表現されていましたが、
フィレンツェ版はもっとヘンテコだったので、
私は、21日版はずいぶん映画らしいな、と思いました(笑)

 

 

どちらも、よかった。

どちらを観た方も、いい映画に巡り合った方々だなぁと思う。

ただ、私には両方の世界を拝見できる幸運があった。

これから、どういう形で映画『宮城野』の上映が組まれるのかわからないけれど、
この幸運が多くの人にも与えられますように、と結ぶことにしよう。


by   藍田マリン

 

***********************************

 
【追記】
 
映画『宮城野』のオフィシャルサイトや山崎監督のホームページを覗いてみると
今後、上演予定がどんどん入っているようですね
 
5月に新宿、7月に横浜で上映会予定。こちらは21日に上映されたバージョンでしょうか
6月に名古屋のミニシアター、「名古屋シネマテーク」にてフィレンテェ上映バージョン。
 
盛況、お祈りしています


 

昨日の天気予報ではどうなることかと思ったけど

心待ちにしていた計画、無事実現


今日は兵庫県立芸術文化センターで行われた
“映画『宮城野』上映&矢代静一作品を語るトークセッション”に行ってきました。

念願の映画『宮城野』
奇遇にも2年前の公演日と同じ3月21日をいう日程で観ることができるなんて


この上映を知ったとき、
「もうこれしかない!」って決めてたんです。

絶対『宮城野』で着た衣装の着物で観に行こうって。


Image2310001.jpg
これは

羽織で

着物が

ちょっと

わかりにくいけど。



Image2300001.jpg懐かしの宮城野衣装

この日のために

みどりさんに

作ってもらった

カバンとともに。




自分にとっては一大イベントだったので
雨降り逃れて着物着て行くことができて
本当に良かったー

『宮城野』公演日から1周年、去年の記念日には
情熱大陸で、堺雅人さんが演じた矢太郎をちょこっと観れたし
なんだか偶然に素敵なことが起こるんです。

来年もまた何か神様のサプライズがあるかなっ





さて、肝心の映画『宮城野』の感想。


…は、次回に持ち越し。


一日中、着物を着ているとどっぷり疲れてヘロヘロ
感想はやっぱり、しゃんとして書かないと

念願の、映画『宮城野』だもん。



by   藍田マリン

 

みどりさんにお願いしていたバッグが出来上がってきました

TS3N00060001.jpg








 
 

か、か、か、かわええ~
めっちゃかわえ~
テンションあがりまくりですっ

これは21日のお出かけのために作ってもらったもの。

アレ着てコレ持って張り切って行ってきまーす(いずこへ?)

 

晴れますように


by   藍田マリン
 

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