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宮城野の日々
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題名と役名が一緒なので、なかなかややこしい。

お稽古ログは基本的に

題名は『宮城野』

役名はそのまま宮城野だったり“宮城野”と書いてきています。

 

インターネットを見る限りでは

宮城野のキーワードとして

無償の愛、自己犠牲、原罪意識、マリア様、聖性と魔性、という言葉があるでしょうか。

矢代静一さんは敬虔なクリスチャンであったそうで。

 

何度か書いたように、この作品は

古くから愛され、上演され続けてきたお芝居なので

今回、観て下さった方々の中には、

他劇団で観たことがある方もたくさんいて
(知る限りの最高でうちが5組目の『宮城野』!)

比較の感想もけっこういただきました。

宮城野の印象がだいぶと違う、とも言われたり。

 

前に書いたように
人それぞれ、生まれた環境や歩んできた道のりが違うし
男と女、年齢によっても

リアリティ持ったり、シンパシー感じる部分や解釈も違うから

一人として同じ宮城野像はもちろんいないのだろうけれど。

 

私は特に何の予備知識も先入観もなくまず脚本に触れ、

違和感持たずに『宮城野』を受け入れたので、

基礎はわたしの引き出しからしか宮城野像が生まれていません。

だから、もしかしたら観る人によってはキーワードから受ける印象とはかけ離れていて

「全然違う!」とまで言い切られてしまうかも(そんな指摘が別段あったわけではないですが)。

 

でも、逃してしまっているたくさんのことに気付いてないだけ、
というおめでたさはあるかもしれませんが、
吉田トミー演じる矢太郎に投げたり、
投げかけられたりの中で生まれた感情や感情の変化の導線は、
自身の人生で得てきたこと、培われてきた感性が起点となって、
集中力のいいお稽古で導き出され、
そういう部分は普遍ないところで“宮城野”という一女性を破綻感じず確立しました。
それを十分に汲んでもらい、猪岡さんが演出を手がけた、となっているので、
芯の部分のマリン版宮城野に心細くなるところはありません。

 

なんて言ってはいても、
私の宮城野、吉田トミーの矢太郎、発展途上な役者二人。

自分たちの中で筋が通っていても、
ちゃんと演じられていたかどうかは、まるで別問題。

また芝居というものは、それだけで足りるわけでは当然ありません。

本番終わって頂いた感想やアドバイスや批評やダメだし、
またビデオで初めて客観的に見ることができた
自分たちの『宮城野』で得られた成長の手がかりを逃さずに、
精進したいと思います。

えらく長く引っ張ることになってしまったお稽古ログも次回が最終便


by  藍田マリン


『宮城野』オフィシャルサイト 

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無題
次が最終便ですか・・・

読むほうも緊張しますわ。

再演できたら復活ですねw
いのおか 2008/05/01(Thu)07:35:45 EDIT
Re:無題
わわ妙にプレッシャーかけないでくださいよ~ぅ(笑)

再演できたら…
復活ですね

身体持つかな、、、(笑)
【2008/05/03 11:00】
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