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宮城野の日々
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今日は観劇人な1日。

まずお昼にエレベーター企画さん。
まだ一度も拝見したことがありませんでしたが、
クオリティー高いお芝居をする劇団さんだと常々風評は。
今回はあっこさんが制作で入ってられて、

「時代劇なので、もしかすると何かヒントになったりするのかも?」

と紹介していただき、ホームページを見てみると、
これはもぅ観にゃならん、みたいな気持ちになって時間を確保。

会場に入ったとたん“ほぉ~”と感嘆です。
まるで大劇場ホールみたい。
シンプルですがスタイリッシュ、
今まで、少なくとも私は見たことがない
プラネットステーションの会場になっていました

始まり方がまたよくて。
期待感にドキドキしてしまうオープニングは久しぶりの気がします。

お芝居は2本立て。
原作は山本周五郎賞や直木賞
数々受賞されている、乙川優三郎さんの
「後瀬の花」と「安穏河原」
うち「安穏河原」は遊女の出てくるお芝居。

安穏河原の遊女のお父さんのあるシーンには
すごくキューっときましたよ。
宮城野のワンシーンにかぶりました。
でもキューっとなったのは
宮城野に関係はなくて、そのシーンが本当によかったから。



観ている人の気持ちがキューっとなる芝居。
脳裏に浮かんだ宮城野のワンシーンも、この高みを目指したい。
そう、強く強く思いました。



続いて夜は猪岡さんが役者出演、ENの『SAROME』

こちらもまた舞台美術が絵のように美しかったです
特殊効果もふんだんで、
ほとんど無声音楽劇の優美さに拍車をかけていましたね。
小梅さんが桜に埋もれていくラストシーンが本当に綺麗でした。

ENの舞台は大きなところが似合うんじゃないかな
と思っていた通りのはまり方だったかな。

個人的に最も惹かれたのは
万響(まゆら)さんが三味線を弾きながら
ドイツ語で歌う歌
あれにはファンがどっと増えたんではなかろうか。

そして個人的にうれしかったのは
前回公演『DOJYOJI』で気になった、
書家、遙華さんの登場シーンがずっとかっこよくなっていたこと。
ささやかなことかもしれないけど、
こういうことがリアルにバージョンアップを感じます。

んで、猪岡さんはというと…
いやいやここに書くのはもったいない!(笑)
明日本人に言うとしましょう。
ちょこっと言うと
広い舞台でしたが体格いい猪岡さん、山賊の衣装も決まっていて
かっこよかったですよ~。

階段をひとつずつどころか、何段ぬかしもしているかのスピードで
グレードアップしているENさん。
目の当たりで見てきた人たちは特に、
今後の活動を期待せずにはいられないことしょう。



『宮城野』は、仮フライヤーのコンセプトでもあったように
生感の強い舞台になることを望んでいます。
ある意味、優美な『SAROME』とは正反対の位置かも。
でも届け方は違っても、『宮城野』もまたある種の滲む美しさ、目指します



ああ、しかしさすがに1日に2本観るとぐったり~。
ひとつにまとめたので長くなっちった



『宮城野』オフィシャルサイト

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by 藍田マリン
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