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宮城野の日々
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「公演ある時はいつでも言ってください」

と以前から言って下さってたスナさんのお言葉に甘えて
アトリエ輪音にフライヤーを預けにいきました。



アトリエ輪音とは

以下ホームページより抜粋。

『共同運営による非営利※オルタナティブスペース ”アトリエ輪音”は
2007.3.17!日本橋から徒歩約5分の所にオープンしました

飲食店の空き店舗を自分達だけで改装した空間は、クリエイター同士の発表の場としてだけでなくアート全般の”よろず相談所”としてヒトとマチを繋ぐ活動を提案する場になっています。

“無料(あるいは格安で個展したい!”
“作家さんを探しています”
“お薦めのアートスポットは?”

様々な要望にお応えすべく、メンバーそれぞれ!
精進しておりますので皆様宜しくお願いします。

※美術館や貸し画廊、ライブハウス、公共ホールといった
既存の形態にとらわれず、小規模ながら芸術活動を行うスペースです』



飲食店の空き店舗を自分達だけで改装した非営利の空間
はじめてお邪魔した時、そのお話をスナさんに伺って
この人たちはどんなお金持ちよりも贅沢しているのではとあこがれました。

いろんなジャンルの方々が集うアトリエ。

今日は様々な材料で帽子を作る帽子作家のトミーさんが、艶やかな着物姿でいらしてました。
ギャラリーやっておられるカナダ人夫妻が差し入れたくさん持って来られたり。

イベント企画も多くしています。

アートにご興味のある方は一度是非覗いてみては!
       
http://waon0317.com/index.html



最近、思わぬところでも「フライヤー持っておいで。置いて上げるよ~」って。
なんてありがたいこと。

写真屋さん、ブラジル料理店さん、小料理屋さん、美容院etc…

『宮城野』のフライヤー見かけたら、そこは私が普段お世話になってるお店です!


by 藍田マリン
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昨日はふたりぼっちのお稽古場。

今はまだ、普段の稽古は特に動きを決めずに
自由にいろんなことを試しているわけですが(行き当たりばったり)
そんな中でも自然と決まりつつあるシーンもあるわけで。
そういう個所をじっくり整えようか、ということに。

“見られている感”のないお稽古はリラックス度満点。
固まりつつあるシーンに思いがけないプラスαが起こるシチュエーション。
次のお稽古で猪岡さんに披露や~

ピリッと感は欠けたかも、だけど
このリラックス度、いくらか持っていけたらなぁー。



一番大事なものはいつも、どんなことも“バランス”



…見えないのが厄介

by 藍田マリン

そんな昨日の稽古場には、
制作チーフあっこさんが来てくれました

稽古終わりの打ち合わせだったので、
ダメだしやらなんやらで、なかなか本題に入らずスミマセヌ…

本番までの大まかスケジュールやDMのことなんかを。

DMについては、あっこさんが日頃採用してるやり方など、いろいろ披露&レクチャーに、なるほど~

きっちり、素晴らしい管理能力と合理的なシステム化

あっこさんがついてくれてると思うと、いろいろオタオタな気分が落ち着くなぁ。

ありがとうございます

チケットは2月から発売。
みなさんどしどし買って下さい

予約はホームページのメールフォームからどうぞ

        
『宮城野』オフィシャルサイト


by 藍田マリン
サイコロの目が悪くて『2つ戻る』

和室稽古、“当たり”のお部屋というジンクス作りたかったのだけどな~

前回、鏡の前ではテクマクマヤコン
今回、ロミパスロミパスルルルルル~

呪文を間違えたかしら

というわけで、昨日は少し後退の憂き目

“宮城野”に限ってで、“矢太郎”は前進の日でしたけど。


いい感じに上向いたと思ったら、すぐに“2つ戻る”だとか“一回休み”に当たっちゃう

罠の多いすごろくで、ゴールはまだまだ遠そうです

振り出しに戻る、なんての、ないでしょうね
ひゃー



くやしい気持ちを抱きながら自転車こぎこぎ帰り道、頬打つ風は冷たくて。
そして冬の夜空は澄んでいて。



お星さま、いっぱいキラキラ輝いてたから

だからきっとなんとかなるでしょう


今日はいい目を出すど~


by 藍田マリン
お芝居に登場するのは宮城野と矢太郎だけれど、
二人の会話の中にはけっこうたくさんの人が登場します。

矢太郎の師匠・東洲斎写楽、
写楽の孫娘・おかよさん、
宮城野の父ちゃん&妹、
若侍の高野新三郎様、
宮城野の働いている竹の家の女将さん、
お客の伝場町のご隠居さん。

その中でも、二人にディープに関っているのが東洲斎写楽とおかよさん。

今日はそのおかよさんの話を。



宮城野と同じく、矢太郎に思いを寄せるおかよさん。

台本中で知るおかよさんは、それはそれはいけ好かない19歳の女の子なんです。

ほら、巷にいそうな、男の人には人気なのに、同性にはすごく嫌われるタイプ?



…って、最初の頃は、台本の表面に出てくるところだけで、そう思っていたんです。

でも、このお芝居をするに当たって、
私は“宮城野”役だけれど、宮城野だけじゃなく、
矢太郎についても、そしておかよさんについても、色々考えるわけで。

考えていくうちに、
おかよさんという女の子もまた、好きになってきました。


私は、
宮城野は女郎としては年増かもしれないけれど、
世間一般の女としてはそうそう年増だと思ってません。

若い矢太郎が宮城野に対して、
今時の娘にしては…なんたらかんたら、、、と言うところもあったりしますしね。

おかよさんは、宮城野という女性を矢太郎の話から聞き知っています。


宮城野には女として、人間としてかなわないと心の奥底で本能が感じていたんじゃないかなぁ。

それが、宮城野の太刀打ちできない部分を掲げ上げ、
虚勢を張り、人間としての善良さや品性をかなぐり捨てて挑むキツさに繋がったところもあるんじゃないかなぁ。

矢太さんが好きで好きで、どうしても手に入れたかった。

誰を傷つけることも、したたかさを駆使することも、すべて一心不乱な恋心が原動力。

若い時って、なんだかその幼い人生の全てを恋にかけられたりします。

そんなたった19歳ぽっちのおかよさん全力の必死さが、感じられるようになりました。
だから、今の私は、おかよさんにも愛情を感じます。


そこに辿りついたきっかけ。

全く状況的にはかぶらないのに、
何回も何回もおかよさんのことを考えているうちに、
ふと一人の、恋する女の子のことを思い出したんです。

形振りかまえないくらい一心不乱で、
必死で、けなげで、どろんこになっていた、ずっと年下の女の子。
自分にはもうなくしてしまったもののような気がして眩しく、
その女の子にとても心惹かれた。


「役者の演技には、その役柄と、その役者の人生が混ざり合うからおもしろい」

はっきり覚えてないけれども、そんな意味のことを評論家さんみたいな?方がどこかで書いてた。

一瞬袖振り合わせた人だったり、
長い時間過ごした人だったり、
いろんな形で私の人生に触れ、与え、感じさせてくれた人たちと織り成したものが、
私の“宮城野”、Yeloow Love Marineの『宮城野』に命を吹き込んでゆく。

誰の演じる宮城野でもない、
私と同様、たった一人の私の“宮城野”。
Yellow Love Marineの『宮城野』。

なぁんて(照)


by 藍田マリン
2008年からはお稽古日も週2日に。

といっても猪岡さんは2月の頭に役者出演する舞台があるので、
スケジュール調整が難しいため、うち1日は吉田トミーとの自主稽古。

記念すべき第一回自主稽古には、
ゲスト講師が来てくださいました、ヨッ真由おっしょさん

宮城野は下級遊女ですが、踊りと三味線を習っているのです。

セリフ上でチラと出てくるだけで、実際的なシーンはないんですけどね。

以前にも少し書いたように、
台本は切り取られた時間だけれど、
“その人の日常をちゃんと背負ってその時間を生きたい”
と目指しているので、
芝居上にない部分での役作りは、とても重要かつ大好きです。

そんなわけで、以前から美術スタッフの真由さんが、
上方舞を習っていると伺っていたので、
舞教室を開いていただける日がないかお尋ねしていたところ、早々に実現したのです。

ま、もちろん初体験なので、メタメタな私でしたが、
舞を習うウキウキ感やドキドキ感、真摯な気持ちは宮城野として十分シュミレーションできました

私の宮城野にググッと奥行きが出た………はずデス、多分…



「舞を始めて変わったことってありますか

「人それぞれ、環境や培ってきたことによって、捉え方が違うと思いますが、真由さんの“宮城野像”は?」

いきなり突撃取材の答えは、きっちり次の日メールで送って来てくれました。

真由さん律儀や~


写真は舞の決めポーズ。

凛とした女性らしさが素敵な真由おっしょさんと、

何やら戦闘前のレディース、気合いポーズないかついモンを発しているマリン
(誰かそんなことないと言うてっ)



そうそう、吉田トミーはどうしていたかというと…



「矢太郎として、見ていて」

というマリンの言いつけを守り、
矢太郎として見守っていました

あ、こう書くとなんだか私にだけ都合のよい自主稽古みたいですが違いますよ~

“トミーの矢太郎”探しに取り組んでる彼には、とーても有意義な時間ですよ~

そういう役作りもアリですよ~

ほんとですよ~

合間にCD操作係を務めていましたが、
合間にですよ~…(フェードアウト)


by 藍田マリン



『宮城野』を検索すると、今でこそ多分、映画の『宮城野』が1番多く引っかかるでしょうけれど、
Yellow Love Marineの『宮城野』始動したての去年の春頃、
一番多くの感想や情報がひっかかったのは
“二人の会”濱崎けい子さんと堺雅人さんが演じた『宮城野』でした。

堺雅人さんがテレビ等で活躍中の人気俳優ということも、多くの感想や情報が載った一因だとは思いますが、
観劇された方々の文章を読むと、すごく心を打つ『宮城野』だったのだなぁとヒシヒシ感じました。

濱崎けい子さんにとって『宮城野』は深い深い思い入れのある作品。
初演は旦那さまとの二人芝居。
その後、旦那さまがご病気で他界。
堺さんという相手役に巡り合われるまで、一人芝居の形をとって『宮城野』を上演され続けてきたそうです。

『宮城野』に関するページはたくさんたくさん読んだので、
どういったサイトで見たのか
また、内容もうる覚えですが、

テレビで、ある女優さんが演じた宮城野を観た時、宮城野という女性はそうではない

みたいなようなことを思って自分が演じた、みたいな(ばかりですみません、ちゃんと確認したかったけど何しろパソコンが…)ことを濱崎さんの言葉に見ました。
そんなに長々とした文ではなかったような気がしますが、
濱崎さんが、濱崎さんの『宮城野』という女性を、どれだけしっかりと心に抱いているのかを感じるのには十分な文章で。

私もまぁ、すごく『宮城野』に思い入れている人の一人ですから、そういう文を読むとつい同胞のような、厚かましい気持ちになってしまうわけで



『宮城野』という作品を一番に受け継ぐのは、
そりゃあ作者、矢代静一さんの娘さんの毬谷友子さんが筆頭でしょうけれども、きっと『宮城野』を演じてきた、またこれから演じる何人もの女優さんでもあるでしょうし、でも、やっぱり『宮城野』との縁の濃い、薄いはあって。

例えばオーラの泉で江原啓之さんが言っているように「人は生まれてくる前に自分で青写真を描いてくる」のであれば、私は青写真に書いていない巡り合いで『宮城野』と縁があったのでなく、自分で確信的に結んでいた縁だと信じているんです。

なんて誇大妄想、1月11日、矢代静一さんの命日がお誕生日の私だからこそ!?のたまったりしちゃいます!

by 藍田マリン

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