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宮城野の日々
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本日は『山の声』探検隊出動の予定が、
急遽よんどころない理由で行けなかったので
先日観た、くじら企画としての初公演『黄昏ワルツ』DVDのことを書こうと思います
『山の声』公演時にも、一夜、二夜同様、DVD販売させていただくので、
少しでもご興味の対象や参考になればなぁーと燃えよ商魂

観たことのない作品を中心にあと何作かDVD注文していて、
今、手元に届いているのが『リボルバー』と『ドアの向こうの薔薇』と
『生きてゐる小平次』と『黄昏ワルツ』

一番最初に『黄昏ワルツ』を観ようと思ったのは、
ミスターK氏がこの作品のことをすごく力説していたからです
K氏は『黄昏ワルツ』をもちろん生で観劇していて、
あまりにおもしろくて腰をぬかしたと言っておりました。

まぁ『黄昏ワルツ』のこと書くって言っても、
私、感想とか書くの苦手なんで、
色々書こうとするも、結局、常に誰でも書けそうな
シンプルな感想におさまってしまうんですけどね

登場人物は3人ぽっちの作品です。
今より10数年前の秋月雁さん、戎屋海老さん、そして武川康治さんが出演。
この作品には衝撃的な犯罪は出てきません。

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彼らが手を染めるのは、建設作業現場で、
どこぞの誰ぞの愛妻が持たしてくれたお弁当をくすねるという行為。
放火犯になり損ねたりもするお話。

このいじましい物語は、
全然違うのに、やっぱり『山の声』と同じように
男のロマンと美学に溢れているように私には思えました。
大竹野さんってすごく男っぽい人だったのだなぁ、と改めて。
そして第二夜のアフタートークでゲストの広瀬さんが言っていた、
大竹野作品のキーワード
“お家に帰りたい”
あー本当だ、大竹野さんの作品はいつだって、そこにあったんだ。と実感しました。

いじましくて、可笑しくてたまらないけれど、ほろ苦く切ないお芝居でした。

超個人的感覚ですが、
どこか昔懐かしのドリフターズのコントを思い出させる匂いもありましたね~
海老さんのカクカク体操が最高です

そして、漠然として伝わりづらいでしょうが、浮かんだ言葉が“外国的”

なんで“外国”なんて言葉が浮かんだのか必死で分析してみると
私の中の“外国”という響きには、
どこか、垢抜けた、とか、おしゃれな感じがあるのです。
『黄昏ワルツ』はちょービンボくさくて、せこくて、泥臭い人たちの話なので
どこにそれを感じるのか、自分でもさっぱりわからないのですが
日本的野暮ったさがないように思うのです。

『黄昏ワルツ』
魅力的で、コンパクトで、実現しやすい作品ではないかしら

どうですか~どうですか~
是非、多くの演劇人にも観て頂きたい1作です

個人的には、この作品は年末に観るのがとても似合うと思いますが
三夜公演時の1月でも、まだ十分間に合います(何が
皆様、ふるってご購入を~

そしてここで重大発表を

なんと、ワタクシ、このたび“製本隊長”なるものに就任いたすますた
三夜では、追悼公演三作品の上演台本も販売するのです
ワタスが長となり、せっせせっせと作るのです
“長”とつくものには、甚だ縁遠く、ちょっとびびりますけれども、
過去を遡れば、そうだわ私、小学校の時

児童副会長

だから、多分大丈夫



by   藍田マリン





 

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今日は第2回『山の声』探検隊出動の日でした

ちょっと遅めの到着になってしまったので、もちろんすでにお稽古中。
入った途端、これがちょーど心高揚するシーンで

私が座った真ん前が村尾さんの立ち位置だったんです。

村尾さんは元々がとても瞳の美しい人で、
その瞳がこのシーンで一段とキラッキラしてて、本当に美しかった

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あ~、一眼レフなら、もうちょい伝わる写真が撮れたのにぃ。

村尾さんはここのブログではニューフェイスなので、
今日私が見た村尾さんの魅力をもぅちっと書いておきましょう

まだ初期にもかかわらず、
ほとんど読み合わせして、台本離して動くという流れでのお稽古。

座り芝居のところで『えーと、セリフなんだっけなー』な仕草、
くりんくりんな目が、高速まばたきでシバシバシバ。
お人形さんみたいで可愛いかったです



私『山の声』は前回、観客で一度観ただけなので、
全てをしっかり覚えているわけではありません。
こうしてお稽古でシーンをおさらいするごとに
“これ、多くの人が絶対やりたいと思う作品やなー”と確信深め中。
今さらながら、さすがOMS戯曲大賞受賞作って思います。

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そして今さらながら、さすがと感嘆したのが役者陣。

今日はラスト辺りのお稽古だったのですが、
稽古終了後片付け中に、こずえさんがポツリと一言。
『このシーン今日初めてした』



え…
え゛え゛え゛ーっ




なんぼ高い位置からスタートするねんっ
はっきり言って、驚愕のスタートですよ

本番までまだ2ヶ月以上あるというのに、
いったいどこまでいくことになるのでしょーかっ



ここらへんで私の活躍も記しておきましょう

今日はハルオくんがお休みだったので、急遽私が音響に挑戦
メカによわよわな私ですが、
初挑戦にしてなかなか上手く出来たので、気分よく誇っておきます

しかしながら、密度濃い稽古場にいながら、
自分の出番がまわってこないということは、なんとさびすぃことよ



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写真は今日のことぶきメイトたち。
九谷さんはお稽古見学を経てのメイト。
オットーさんは残念ながら間に合わず、
打ち合わせ兼ねてのことぶきメイトのみでした。

打ち合わせといえば、
先日『山の声』制作チームの決起集会?後の報告メールには
初めて見るポジションが。

その名も【ツイッター隊長】

佐藤あかねさんが就任

…というわけで
ついに、くじら企画アカウントのツイッターが登場した模様~
第一夜『サラサーテの盤』や
第二夜『密会』にお越しいただいたお客様のつぶやきから
数々のくじら企画関連情報、網羅しております

twitter.com/kujirakikaku

皆さま、どうぞご贔屓に

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なんの脈略もないけど、
いつも可愛くしている小寿枝さんのネイルで〆ときます



by   藍田マリン

 

うわぁもう十数年前になりますね、
よく出して頂いていたところでご一緒していた方の、
久しぶりの舞台があるということで、土曜日観に行ってきました

一緒だった方たちの中でお芝居を続けているのは、
多分わたしだけだったので、すごくすごくうれしい出来事

近年に『サークル風』という団体に所属され、
演劇をもって、高齢者施設でボランティア活動を。
そして今回が一般に向けての旗揚げ公演だそうです。

『サークル風』は、
70歳を目前にして、どうしても夢を実現したいという思いで
優もと子さんという方が立ち上げた団体。
なかなか最初は人が定着しなくて、
それでもあきらめずに地道に頑張ってきて、こうして公演を果たすに至ったそうです。

すごいなぁ

おかげで再びこうして
寅さんが大好きな、男山談路さんの人情芝居、また観ることが出来ました

思えば、私の初舞台は男山さんの10才の娘役でした(笑)
最後にご一緒した時も男山さんの娘役だったなぁ。

男山さん、『サークル風』では看板役者のようです。
話を伺うと、男優で一番若手とのこと
これからもまだまだ活躍期待出来そうです

私もがんばらねばっ

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男山談路さんと









by   藍田マリン

『山の声』お稽古場、覗いてきましたよ~

大竹野正典追悼公演 第三夜『山の声』は
これで三夜連続出演を飾る、戎屋海老さんと
遊劇体の村尾オサムさんの二人芝居。

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早速の写メは、お二人のツーショットで飾っときます
お稽古終わりに撮らせてもらったので、若干お疲れ模様(笑)



『密会』終了4日後から本格稽古に入っていて、今日ですでに数回目
す、凄まじいぃぃ
やはり海老さんは超人です

本日はこずえさんがお休みだったので、実質的には自主練ということになるのかな。
私はお二人が黙々と稽古する中、
邪魔にならないように端っこでコンパクトに見学しました。

今日の返し稽古の一場面に、村尾さんの長台詞がありました。
長台詞たって、あーた、そんじょそこらの長台詞じゃありません

なんと12分です
こりゃ、台詞言う方も言わない方も大変。

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こんな感じで12分(ワオ!台本もってないやん)

村尾さんはとても台詞が明瞭なので、
語るエピソードがこちら側にスッと入ってきて、グッと心を掴まれます
長ゼリシーン、3回も返しましたよ。

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台本は大竹野さん手書き台本。
この厚みを延々二人で。
これを手にとった時、フゥっと意識が遠のきそうになりましたですよー

二人のよく通る声で、小さいお部屋の空気はびりびり言ってました。

人数がグッと減ってさみしいにはさみしい稽古場だけど、
少数で築く密度濃さも、やっぱり良いなぁ~。
なんだか『宮城野』のお稽古思い出すなぁ~。

それにしても改めて
『サラサーテの盤』も『密会』も『山の声』もテイストが全く違うと実感。

海老さんはクニャクニャひょっとこ魔神から孤高の山男へと、
もうすでに軽やかに転身しておりました



ちなみに、今、六甲ヒルトップギャラリーというところで
『加藤文太郎~ある登山家の物語~』という企画展が開催されていて
その関連企画 として
第16回OMS戯曲賞大賞受賞作品『山の声』朗読公演 が
この11月13日に行われるそうです。
本日こずえさんはそちらの通し稽古の見学に行かれたとのこと。

ご興味ある方、その朗読会の詳細はこちらです。
        
hilltop-g.com/telling.html



by   藍田マリン
 

前回の後記は「もう読むのしんどいわっ!」なくらい
長い文章だったので、今回は写真もふんだんに入れたいと思います。
もう“ネタばれ”心配することもなく、解禁ですから
まずは、稽古中、写真撮る人みんなが、
圧倒的に多くシャッターを押してしまったこのシーン
モノクロにしたら、少しは本番の気味悪~い感じが伝わるでしょうか?
公演ご覧になった方は、もちろんわかると思いますが。

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このシーンは、本番では音響・照明効果も抜群の威力を発揮して
本当に不気味で背筋がぞぞ~っとな場面ですが、
稽古場で蛍光灯サンサンとした中でやられると、もうおっかしくてたまりません
とにかく海老さんが人間じゃありませんから(笑)
稽古場ではどのシーンよりも爆笑をかっさらっていたシーンです。
雁さんだってほら

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どんだけこらえているか(笑)

背中にひょっとこの刺青いれた人に(もちろん役の上でです)
目があっちで、口がこっちの人間とは思えない域の顔で迫られるんですから。
吐息でぶぉ~んと雁さんの顔から首筋から愛撫?しまくりです
 
前回『密会』よりもさらにパワーアップしていました
九谷さんもついて行こうと必死に帰り道でまで顔をクニャクニャにする練習してたのも
とても可笑しかったです。

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大竹野さんは、ほとんど指示らしい指示はしません。
役者が出してきたものを見てチョイスする、という形でした。
このシーンも、海老さんがぴょんとベンチに乗った時
「それ、いいな」
当の海老さんは「これでいいのか!?」みたいな。
 
皆さん、引き出しの多い役者さんばかりですから、
いろんな手を繰り出して、そういう運びなので、
一人一人の役がその人独特のオリジナリティ溢れるものに。
 
誰がやっても大差のない、記号のような役がないのも、
多くの役者たちが大竹野作品出演をこぞって希望する大きな理由だと思っています。
 

これは石川さんがゲネで撮った写真。

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踊り狂うカワマタ






そして

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私は出ているので生で見ることは叶いませんでしたが、
私がぼうっと浮かんで消えたんですよね
それはそれは幻想的であったと多くの人に聞いています。
 
林鈴美さんの照明は本当に素晴らしい。
このシーンは鈴美さんが特にこだわったシーン。
毎回、終わるごとに微調整に微調整を重ねて。
その真剣なまなざしに、
鈴美さんに照明を当ててもらえる役者冥利をヒシヒシと感じました。
ゲネ撮影してくださった、写真家アマノ雅広さんの写真が楽しみです
 
くじら企画、スタッフ賞賛ブログと化してますが、
やっぱり音響、大西博樹さんの素晴らしさも書かずにはいられません。
昨日の精算会で大西さんの「育てられましたから」という一言があったのですが、
広瀬さんの劇評でも書いていただいていたように、お二人のコンビが
大竹野作品を根底から支えてきた長い年月を感じた一言でした。
「ペルシャの市場にて」に世界が包み込まれていったラスト、忘れません。
 
 
これは石川さん撮影、稽古場でのひとコマ。
春生クンが小寿枝さんの代役する、の巻。

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“代役”でなくて“そのもの?”(笑)
誰がするより適役でした(笑)
 
ただ、ご本人より足をそろえている分、女らしかったり(笑)

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昨日の精算会では、今日7日がお誕生日の小寿枝さんのお祝いしました。
ねをさん企画のサプライズです。
 
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小寿枝さん。

集団のシーンは、なかなかうまくいかなくて、何度も練習重ねました。
 
小寿枝さんが「はい!も一回いくよっ
ピリッとした空気を張って場を仕切ります。
ダッシュ
 
小寿枝さん、すて~ん。両足あげて尻餅。
そんな漫画みたいなコケ方せんでも。
自身でかけたピリッと感、台無し(笑)
 
 
「すしくら解雇」を「くら寿司解雇」と思いっきりキメる。
あの~ソレ回る寿司ですけど~
「すしたつ解雇
あの~ソレ池上さんの台詞です~
次に続く石川さんの台詞
「かわいそうに」が別の意味に響いてみんなの笑いを誘ってました。
 
『サラサーテの盤』に続き
演出・大竹野正典の『密会』の総合監修は小寿枝さん。
役者業に集中できる時間は、本当に限られていて大変だったと思います。
 
観劇してくれた私の知り合いの感想の一つに
「小寿枝さんがかんだところがよかった」
え?どこよ?
「挨拶の時、『海』っていったところ」
 
ああ、確かに最後の挨拶で、
次回の『山の声』の宣伝する時、小寿枝さんは『海…』と間違った。
 
その人曰く、いい間違いにはその人の心が出るそうで。
小寿枝さんの心には海で逝った大竹野さんがいたから、そう口に出たんやと。
 
えらい深読みやな~と思いつつ、本当にそうなのかもしれない。
 
けなげな人だから。

 
 
小寿枝さんはどんな時も稟としている。
 
追悼公演が重くならず
“清々しい”雰囲気さえするのは小寿枝さんがいつだって
ぐいっと上を向いているからだ。
 
大竹野さんのなきがらが家に帰ってきたその日その場で追悼公演を宣言した。
 
「再演をしましょう。同じ役者で、大竹野の演出どおりに。大竹野の芝居を一人でも多くの人に見て貰いたいのです。」
 
劇団であってもそうそう実現できることではない企画を、
寸分の迷いなく掲げ、そしてこうして成功させていく。
 
この追悼公演は、大竹野さん伝説のひとつとなる公演であり、
くじら企画の伝説となる公演であり、
そして後藤小寿枝伝説であると、私は思います。
 
 
さぁ、『山の声』にGO!!



by   藍田マリン
 

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『密会』から、瞬く間に一週間になろうとしています。

お芝居期間は何はさておき、とりあえず芝居芝居な生活。
後回しにしていることも盛りだくさんで、
でもまだそこに手がいくまでには、個人的にお伝えするお礼だったり、
精算会までにしておくことだったり、
頭では、することいっぱいあるとわかっていても
一度座ったら根が生えたみたいに動けなかったり
はたまた、あれと気付いた時には
砂漠の行き倒れの旅人のように床に突っ伏していたり。

ぐるんぐるんしている中で、
だんだんとここに書く想いがまとまってくるかなぁと思っていたのですが。

どうもうまく心の整理がいきません

オットーさんのブログを覗くと、
ああ、なんか皆同じような感覚なんだなーと安心しつつ、
さすがはオットーさんな文章に「ほんとそう!ほんとそう!」と感嘆。

“ほんとそう!”でも、だからって、
同じ思いです!と宣言して矢印リンク貼っておく、
なんて、他人のふんどしで相撲を取るわけもいかず、
うまく書けるか自信がないけれど、『密会』を完結させないと、
もうすでにスタートしている『山の声』に追いつけないから。



大竹野正典追悼公演 第二夜『密会』
第一夜『サラサーテの盤』に引き続き、
本当にたくさんの方々にご来場いただきました

ウィングでの最終打ち上げの時は、とても高揚していて、
聞いたような聞いてないようなな感覚ですが、多分『密会』は、
くじら企画過去最高動員を打ち立てた『サラサーテの盤』を超えた
と報告がありました

誰が予想したでしょうか。
奇跡の公演としか言いようがありません。


開場後のモニターから、私の耳には何度も
ねをさんの「あと○○センチ、愛をください」という言葉が聞こえました。

“愛”を頂き、立ち見や、モニター観劇、
またはせっかくご来場下さった方にご入場いただけない事態を出さず、
乗り切ることができたのは、お客様のご協力と深いご理解なしでは、
絶対に有り得ませんでした。

連日超満員の客席は、快適な観劇環境だったとはお世辞にも言えません。
心よりのお詫びと、感謝を申し上げます。
窮屈な思いを、申し訳ありませんでした。
そして本当にありがとうございました。


『密会は』、ご覧頂いた方はおわかりいただけますが、短い暗転を多用した演出作品。
上演できる会場もおのずと限られていました。
そういうことを別においても“ウィングフィールド”は
大竹野さんととても縁の深い劇場であると伺っていますので、
追悼公演を上演する会場として外せない場所であったと思います。

また、きっと“ウィングフィールド”は、
大竹野さん世代の演劇人を育てたといっても過言でないのであろう、
今は無きスペース・ゼロという劇場が持っていた匂いと同じ匂いを、
一番色濃く放っている会場でもあるのだろうと思います。

私はウィングフィールドと大竹野さんの関係も、
スペース・ゼロのことも、実はよく存じ上げないので、
歯切れよい、言い切り型の文では書くことはできませんが、
『密会』を上演する会場は
ウィングフィールドでなければならなかったのだと思っています。

そのウィングフィールドで、
『一人でも多くの方に大竹野作品を観ていただきたい』
という追悼公演の願いが成就できたこと、ひとえに皆様のおかげです。
一同、心より深く深く御礼申し上げます


振り返れば、『サラサーテの盤』が過去最高の動員となり、
歓喜すると同時に大きな不安を抱えることとなりました。

第二夜『密会』に、もし精華小劇場と同じだけの方々がご来場くだされば、
入場をお断りしないといけない事態が確実に起こるであろう、と。

そこで、早々に制作チームが結成されました。

どういう方法が一番ベストとなるのか、案を出し合い、
何度も何度も制作会議を重ね、
私たちの稽古状況も確実に把握し、皆が共有できるよう、
必ず制作チームの誰かが稽古場に通い、
連絡事項も、役者・スタッフ含めて連日メール配信、という徹底ぶり。
 
予約案内から、実際の予約、
連日満杯のご来場においても混乱招くことなく無事に幕が下ろせたのは、
私たち芝居を創る役者と同じ熱意と積み重ねで
ぶれない軸を立て、求心力ある制作隊長ねをさんの元、
まさにチームが一丸となって取り組んでくれたからです。
制作チームの皆さんの活躍ぶりには、ただただ圧倒され、
また風に吹かれたような清涼感というか、胸のすくような気持ちになりました。
 
今回のウィングフィールドのような状況は、誰も経験したことがなかったはずです。
どんなにできる方々であっても、とてつもないプレッシャーの中、
一人一人が挑戦の心を持って、緊張の連続を繰り返しながら
手探りで取り組んでくださったのだと思います。
とりわけ、制作隊長の秋津ねをさんの腹の括り方が凄かったのだろうなぁと、
色々振り返る時間ができてヒシヒシ感じる今日この頃。
尊敬の念が堪えないと同時に、くじら企画が誇る最強の制作チームでした。
 
 
ほんと予約のことに関して言えば、
私なんて“気が向いて、もし都合もついたらきてください~”が基本で、
今まで予約のご案内をまともにしたことがなかったから、
注釈いっぱいのご案内を送る時、理解を得られるのか、おろおろばかりしていたし、
『サラサーテの盤』の時、あんなに頑張ったブログでの情宣も、
『密会』では、一歩、案内の仕方を間違えるとえらいことになる、とびびりまくって、
結局、稽古日記ばかりで、あまり情宣や予約状況などにはふれられませんでした
 

幕が開き、滞りなくいろんなことが順調に過ぎゆき、
残すは最終日となった時、『密会』が終わるという焦りがどっと吹き出てきました。
追悼公演は三夜ありますが、いずれもテイストの違う作品。
大竹野さんが最も得意とした事件モノの作品はこの作品だけ。
 
最終日は、前2日に比べたら御予約人数が少なく、できることなら『ひとりでも多くの方に!』
 
でもでも、みんな「もう声掛ける人おらん」な状態で。
しかも中日は台風が逸れて胸をなで下ろすも、最終日は大雨に。
ほんと、心の中で十字を切る心境でした
 
その最終日、結果としては他の日に劣ることのない人数のご来場を頂きました。
確かに、朝、配信受けた予約状況では一番少ない予約数であったのに。
キャンセルが相次いでもおかしくない、大雨であったのに、
たくさんの方々にご来場いただきました。
 
その理由の大きなひとつを、
打ち上げ終わって帰途につき、もう毎日の日課となっていたパソコン立ち上げて知りました。
 
制作、佐藤あかねさんのツイッターに集められた多くの方々のつぶやき。
 
その中で、ちかよ先輩の“読んでると泣きそう”というつぶやきも入っていましたが、
舞台終わりで高揚しているせいもあり、私、号泣です
今、こう書いてても泣けてきてしまう。
誰が見ているわけでもないからいいけど
 
個々の好みもありますし、その日の心理状態や体調によっても感じることは違ってきます。
『密会』が合わなかった、面白くなかったという方々もいらっしゃるでしょう。
でも、確かに多くの方が支持して、
感想を書いてくださり、紹介してくださり、呼び掛けてくださった。
その方々の意志で。
 
胸の震える感動でした。
 
もうずいぶんヒネクレタ大人となっている私の、
思春期ならともかく、こんなに素直に感動満杯ってしてもええもんやろか、
と抗う気持ちがまるで追いつきませんでした。
 
ありきたりな言葉の連発でシュンとしますが、
皆さん、本当にありがとうございました



とりあえず、今日はここまで。
もう、連日稽古だから、がんばってブログあげなければ!とあせることはありませんから。
あ、でももちろん役者としての登板は終わりましたが、追悼公演はまだ続きます。
追悼公演参加者の一員として、またお稽古覗いて『山の声』レポートする予定です


胸の震える大感動の中、
昔かき留めたボランティア団体(だったかな?)のスローガン?が込み上げてきました。
この公演が、私をその言葉のような実感に包んだからだろうと思います。
ちょっと、大げさで恥ずかしいんちゃうの、と思いつつ、引用で結びます。
手をつないでくださった、多くの方々、本当にありがとうございます。

そして大竹野さん。

人生において、とても大きな足跡となる思い出が増えていくと
まるでこれは予め、
経験すべきこととして決定付けられていたことのような気もして
とても妙な気持ちです。

打ち上げで、6年前みたいに
「『密会』、おもしろかったなあ!」と共有した時間を大竹野さんの声で聞きたかった。
「マリンちゃんのあのシーンが、ほんまによかった!」って
大竹野さんに褒めてもらいたかった。




生きていることは誰かに借りをつくること。
生きていることは誰かに借りを返すこと。
誰かに借りたら誰かに返そう。
誰かにそうしてもらったように、誰かにそうしてあげよう。
生きていくということは
誰かと手をつなぐこと。
つないだぬくもりを忘れないでいること。
巡り会い、愛し合い、やがて別れのその日その時悔やまないように
今日を、明日を生きよう。
人は一人で歩いていけない。
人は一人で生きてはいけない。



by   藍田マリン

 



大竹野正典追悼公演 第二夜 『密会』
全日程無事終了いたしました

最高の『一期一会』を体験させていただきました
皆々様に心から感謝いたします

またゆっくり書かせていただきます。
取り急ぎ、御礼を



by   藍田マリン
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