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宮城野の日々
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おぐりんが【サヨナフ 予告編3 】を発表していたので
連続投稿。

本番目前、きっと疲れもピークだろうにがんばるなぁ!
私の撮った写真もちょこっと登場(ってか、私も一瞬登場しているemoji
ぜひ観てください。




相変わらずブログの更新も積極的な、おぐりん。
先日は【永山の母、ヨシさんについて少し #サヨナフ】という題名の記事を書いています。

『サヨナフ』は本当にあった事件が題材。
芝居といえど、どの方向を向いても苦しみ深い物語で
私は役者紹介は書けても、なかなか物語に踏み込めなくて。

彼女が演じる母親の壮絶な人生の一端が書かれているので
読んでみて下さいね。
http://blog.livedoor.jp/ogurikazue/archives/52141702.html



おぐりんの手にした資料の中には、私の所持する本もあったりします。
それは堀川 惠子さんが書いた『永山則夫 封印された鑑定記録』。

『サヨナフ』の芝居には登場しないけれど
私は、永山さんのお父さんについて、とても気になって仕方ないことがあるので
少し、ここに書きとめておこうと思います。

永山さんのお父さんは腕のよいリンゴの枝の剪定師だったようですが
お酒を飲んで暴れたり、博打にのめり込んだりで、行方をくらませ、
最終的には行き倒れで亡くなっています。

そんなどうしようもない父親を絵に描いたような人物だったようですが、
上の兄弟が持っている父親の記憶には家族らしい良い思い出もあり、
どうも下の兄弟たち(則夫さんは8人兄弟の7人目の四男)に残る父親像とは
違いがあるようだとその本にはありました。

特にその部分はクローズアップされていませんでしたが、
上の兄弟と下の兄弟の間にあったのは【戦争】です。
兵隊として出征して生きて帰ってきたお父さん。

“PTSD”

そんな単語が頭に浮かび、消えません。

『サヨナフ』のお芝居には直接関係ないんですけどね。





動画には及びませんが、私も情宣画像を作ってみましたよ。  




後はここに写るお二人、
秋月雁さんと森川万里さんの紹介ですね。
また、時間見つけて更新しますemoji





12月7日の毎日新聞夕刊に『サヨナフ』の記事を掲載したいただいたようです。
こちらもぜひ読んでみてください。
https://mainichi.jp/articles/20171207/ddf/012/200/005000c



*******************************************
「サヨナフ」
― ピストル連続射殺魔ノリオの青春 ― 
ウイングフィールド提携公演
■作:大竹野正典 
■演出:くじら企画
■出演 
秋月雁 戎屋海老 九谷保元 栗山勲 下村直裕(劇団大阪新撰組) 
藤井美保 小栗一紅 森川万里(桃園会)
■場所
ウイングフィールド (心斎橋)
TEL 06-6211-8427
■日時  
2017年
①12月15日(金) PM7時30分 開演 ※前売り完売
②12月16日(土) PM1時00分 開演
③12月16日(土) PM6時00分 開演
④12月17日(日) PM2時00分 開演
□チケット料金□
■前売券 2800円
■当日精算券 2800円
■当日券 3000円
■中高生券 1500円
※受付開始・開場は開演の30分前です。
劇団チケット予約
http://stage.corich.jp/stage/82469
■スタッフ
舞台監督 谷本誠
照明 林 鈴美
音響 大西博樹
小道具 柴垣啓介(劇団ひまわり)
制作 秋津ねを(ねをぱぁく)
製作 塚本修 後藤小寿枝
故 大竹野正典さんの
2005年に書いたチラシの文章
「サヨナフ」
― ピストル連続射殺魔ノリオの青春 ― 
 三年前の夏、私はこの作品を書くに当たって、永山則夫に関する書物をむさぼり読んだ。
しかし、その世界に 耽溺する程、彼の存在が、生々しい肉となって立ち現れ、私は日夜彼の亡霊にうなされ、悩まされ続けた。
深入 りすればする程、永山則夫が嫌いになる。彼がもし隣人であったなら、出来うる限り彼を避け、傍に近寄る事な ど無かったであろう。
 彼と暮らしたあの夏(本当にそう思っている)を、今でも時々思い出す。背筋に怖気が走る。
一ヶ月練習した 書きかけの台本を破り、役者の迷惑も顧みず、私は七転八倒した。
本番一週間前にかろうじてあがった台本に、 私は不安と恐怖を憶えた。
 永山則夫よ、この芝居は少しでも君という人間を伝えられただろうか?過酷過ぎる人生を送った君の純真と矛盾を、少しでも表現できたのだろうか?
 私の背中に永山則夫がピストルを突き付けて立っている。
私はしかし、脂汗をかきながらも、これが私の芝居 なのだと開き直り、射殺までのテンカウントを数えている。         
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by   藍田マリン
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