× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 『山の声』お稽古場、覗いてきましたよ~ こんな感じで12分(ワオ!台本もってないやん) PR 前回の後記は「もう読むのしんどいわっ!」なくらい
長い文章だったので、今回は写真もふんだんに入れたいと思います。
もう“ネタばれ”心配することもなく、解禁ですから
まずは、稽古中、写真撮る人みんなが、
圧倒的に多くシャッターを押してしまったこのシーン モノクロにしたら、少しは本番の気味悪~い感じが伝わるでしょうか?
このシーンは、本番では音響・照明効果も抜群の威力を発揮して
本当に不気味で背筋がぞぞ~っとな場面ですが、
稽古場で蛍光灯サンサンとした中でやられると、もうおっかしくてたまりません
とにかく海老さんが人間じゃありませんから(笑)
稽古場ではどのシーンよりも爆笑をかっさらっていたシーンです。
どんだけこらえているか(笑)
背中にひょっとこの刺青いれた人に(もちろん役の上でです) 目があっちで、口がこっちの人間とは思えない域の顔で迫られるんですから。
吐息でぶぉ~んと雁さんの顔から首筋から愛撫?しまくりです
前回『密会』よりもさらにパワーアップしていました 九谷さんもついて行こうと必死に帰り道でまで顔をクニャクニャにする練習してたのも
大竹野さんは、ほとんど指示らしい指示はしません。 役者が出してきたものを見てチョイスする、という形でした。
このシーンも、海老さんがぴょんとベンチに乗った時
「それ、いいな」
当の海老さんは「これでいいのか!?」みたいな。
皆さん、引き出しの多い役者さんばかりですから、 いろんな手を繰り出して、そういう運びなので、 一人一人の役がその人独特のオリジナリティ溢れるものに。 誰がやっても大差のない、記号のような役がないのも、 多くの役者たちが大竹野作品出演をこぞって希望する大きな理由だと思っています。 私は出ているので生で見ることは叶いませんでしたが、
私がぼうっと浮かんで消えたんですよね
それはそれは幻想的であったと多くの人に聞いています。
林鈴美さんの照明は本当に素晴らしい。
このシーンは鈴美さんが特にこだわったシーン。
毎回、終わるごとに微調整に微調整を重ねて。
その真剣なまなざしに、
鈴美さんに照明を当ててもらえる役者冥利をヒシヒシと感じました。 ゲネ撮影してくださった、写真家アマノ雅広さんの写真が楽しみです
くじら企画、スタッフ賞賛ブログと化してますが、 やっぱり音響、大西博樹さんの素晴らしさも書かずにはいられません。
昨日の精算会で大西さんの「育てられましたから」という一言があったのですが、
広瀬さんの劇評でも書いていただいていたように、お二人のコンビが
大竹野作品を根底から支えてきた長い年月を感じた一言でした。
「ペルシャの市場にて」に世界が包み込まれていったラスト、忘れません。
これは石川さん撮影、稽古場でのひとコマ。
“代役”でなくて“そのもの?”(笑)
誰がするより適役でした(笑)
昨日の精算会では、今日7日がお誕生日の小寿枝さんのお祝いしました。 ねをさん企画のサプライズです。
小寿枝さん。 集団のシーンは、なかなかうまくいかなくて、何度も練習重ねました。 小寿枝さんが「はい!も一回いくよっ」
ピリッとした空気を張って場を仕切ります。
ダッシュ
小寿枝さん、すて~ん。両足あげて尻餅。
そんな漫画みたいなコケ方せんでも。
自身でかけたピリッと感、台無し(笑)
「すしくら解雇」を「くら寿司解雇」と思いっきりキメる。
あの~ソレ回る寿司ですけど~
「すしたつ解雇」 あの~ソレ池上さんの台詞です~
次に続く石川さんの台詞
「かわいそうに」が別の意味に響いてみんなの笑いを誘ってました。 『サラサーテの盤』に続き 演出・大竹野正典の『密会』の総合監修は小寿枝さん。 役者業に集中できる時間は、本当に限られていて大変だったと思います。
観劇してくれた私の知り合いの感想の一つに
「小寿枝さんがかんだところがよかった」
え?どこよ?
「挨拶の時、『海』っていったところ」
ああ、確かに最後の挨拶で、
次回の『山の声』の宣伝する時、小寿枝さんは『海…』と間違った。 その人曰く、いい間違いにはその人の心が出るそうで。
小寿枝さんの心には海で逝った大竹野さんがいたから、そう口に出たんやと。
えらい深読みやな~と思いつつ、本当にそうなのかもしれない。
けなげな人だから。
小寿枝さんはどんな時も稟としている。
追悼公演が重くならず
“清々しい”雰囲気さえするのは小寿枝さんがいつだって ぐいっと上を向いているからだ。
大竹野さんのなきがらが家に帰ってきたその日その場で追悼公演を宣言した。
「再演をしましょう。同じ役者で、大竹野の演出どおりに。大竹野の芝居を一人でも多くの人に見て貰いたいのです。」
劇団であってもそうそう実現できることではない企画を、
寸分の迷いなく掲げ、そしてこうして成功させていく。 この追悼公演は、大竹野さん伝説のひとつとなる公演であり、
くじら企画の伝説となる公演であり、 そして後藤小寿枝伝説であると、私は思います。 さぁ、『山の声』にGO!!
by 藍田マリン
どういう方法が一番ベストとなるのか、案を出し合い、
何度も何度も制作会議を重ね、 私たちの稽古状況も確実に把握し、皆が共有できるよう、 必ず制作チームの誰かが稽古場に通い、 連絡事項も、役者・スタッフ含めて連日メール配信、という徹底ぶり。 予約案内から、実際の予約、
連日満杯のご来場においても混乱招くことなく無事に幕が下ろせたのは、 私たち芝居を創る役者と同じ熱意と積み重ねで ぶれない軸を立て、求心力ある制作隊長ねをさんの元、 まさにチームが一丸となって取り組んでくれたからです。 制作チームの皆さんの活躍ぶりには、ただただ圧倒され、
また風に吹かれたような清涼感というか、胸のすくような気持ちになりました。 今回のウィングフィールドのような状況は、誰も経験したことがなかったはずです。 どんなにできる方々であっても、とてつもないプレッシャーの中、
一人一人が挑戦の心を持って、緊張の連続を繰り返しながら 手探りで取り組んでくださったのだと思います。 とりわけ、制作隊長の秋津ねをさんの腹の括り方が凄かったのだろうなぁと、
色々振り返る時間ができてヒシヒシ感じる今日この頃。 尊敬の念が堪えないと同時に、くじら企画が誇る最強の制作チームでした。
ほんと予約のことに関して言えば、
私なんて“気が向いて、もし都合もついたらきてください~”が基本で、 今まで予約のご案内をまともにしたことがなかったから、 注釈いっぱいのご案内を送る時、理解を得られるのか、おろおろばかりしていたし、 『サラサーテの盤』の時、あんなに頑張ったブログでの情宣も、 『密会』では、一歩、案内の仕方を間違えるとえらいことになる、とびびりまくって、 結局、稽古日記ばかりで、あまり情宣や予約状況などにはふれられませんでした 幕が開き、滞りなくいろんなことが順調に過ぎゆき、 残すは最終日となった時、『密会』が終わるという焦りがどっと吹き出てきました。 追悼公演は三夜ありますが、いずれもテイストの違う作品。
大竹野さんが最も得意とした事件モノの作品はこの作品だけ。 最終日は、前2日に比べたら御予約人数が少なく、できることなら『ひとりでも多くの方に!』
でもでも、みんな「もう声掛ける人おらん」な状態で。
しかも中日は台風が逸れて胸をなで下ろすも、最終日は大雨に。
ほんと、心の中で十字を切る心境でした
その最終日、結果としては他の日に劣ることのない人数のご来場を頂きました。 確かに、朝、配信受けた予約状況では一番少ない予約数であったのに。
キャンセルが相次いでもおかしくない、大雨であったのに、
たくさんの方々にご来場いただきました。 その理由の大きなひとつを、 打ち上げ終わって帰途につき、もう毎日の日課となっていたパソコン立ち上げて知りました。 制作、佐藤あかねさんのツイッターに集められた多くの方々のつぶやき。
その中で、ちかよ先輩の“読んでると泣きそう”というつぶやきも入っていましたが、
舞台終わりで高揚しているせいもあり、私、号泣です 今、こう書いてても泣けてきてしまう。
誰が見ているわけでもないからいいけど
個々の好みもありますし、その日の心理状態や体調によっても感じることは違ってきます。 『密会』が合わなかった、面白くなかったという方々もいらっしゃるでしょう。
でも、確かに多くの方が支持して、
感想を書いてくださり、紹介してくださり、呼び掛けてくださった。 その方々の意志で。
胸の震える感動でした。
もうずいぶんヒネクレタ大人となっている私の、 思春期ならともかく、こんなに素直に感動満杯ってしてもええもんやろか、
と抗う気持ちがまるで追いつきませんでした。 ありきたりな言葉の連発でシュンとしますが、 皆さん、本当にありがとうございました とりあえず、今日はここまで。 もう、連日稽古だから、がんばってブログあげなければ!とあせることはありませんから。
あ、でももちろん役者としての登板は終わりましたが、追悼公演はまだ続きます。
追悼公演参加者の一員として、またお稽古覗いて『山の声』レポートする予定です
胸の震える大感動の中、 昔かき留めたボランティア団体(だったかな?)のスローガン?が込み上げてきました。 この公演が、私をその言葉のような実感に包んだからだろうと思います。
ちょっと、大げさで恥ずかしいんちゃうの、と思いつつ、引用で結びます。
手をつないでくださった、多くの方々、本当にありがとうございます。 そして大竹野さん。 人生において、とても大きな足跡となる思い出が増えていくと まるでこれは予め、 経験すべきこととして決定付けられていたことのような気もして とても妙な気持ちです。 打ち上げで、6年前みたいに 「『密会』、おもしろかったなあ!」と共有した時間を大竹野さんの声で聞きたかった。 「マリンちゃんのあのシーンが、ほんまによかった!」って 大竹野さんに褒めてもらいたかった。 生きていることは誰かに借りをつくること。 生きていることは誰かに借りを返すこと。 誰かに借りたら誰かに返そう。 誰かにそうしてもらったように、誰かにそうしてあげよう。 生きていくということは 誰かと手をつなぐこと。 つないだぬくもりを忘れないでいること。 巡り会い、愛し合い、やがて別れのその日その時悔やまないように 今日を、明日を生きよう。 人は一人で歩いていけない。 人は一人で生きてはいけない。 by 藍田マリン
宣伝ばかりですみません
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