宮城野お稽古ログくじら企画

宮城野の日々

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2024/11/25 (Mon)

誰しもが人恋しい夕間暮れ―――こういうと、人は誤解するかもしれない。
しかし私はあえて、センチメンタルでは無くこう云わせていただこう。
“誰しもが人恋しい夕間暮れ”と。
それは、これから迎える“夜”にそなえての防衛本能なのである。

『大竹野正典劇集成＜Ⅱ＞』の一番目に収録されている『夜が掴む』は
こんなト書きから始まります。

ト書き。

お芝居では表に出ない、劇集成だからこそ触れられる大竹野さんの魅力がここにも息づいているなぁ。

２月から始まるくじら企画主催、
「一緒に読んでみよう」シーズン２に向けて手にした劇集成Ⅱをめくりながら、
改めての発見です。

今日の表題『埒も無いほど美しい。』は
劇集成の刊行委員長、小堀純さんが巻頭で書かれている文章の、
結びの一節にある言葉。
劇集成Ⅱには、大竹野さんの犬の事ム所時代の作品６編のほか、
エッセイや詩も収録されていて『埒も無いこと』という文があるのです。
その流れから発せられた『埒も無いほど美しい』というフレーズが、
いま頭の中をぐるぐるしてます。
OH！愛しのお芝居よ～(笑)
『埒の無いこと』は読んでも読んでも読んでも、読みたい、私の大好きなエッセイです。

台詞だけでなく、大竹野さんがぎゅうぎゅう詰まった言葉たちを
劇集成を手にしてじっくり堪能していただいたり、
「一緒に読んでみよう」に参加してみんなで触れてみたり、
ぜひ多くの方々に楽しんでいただきたいと願っています

『大竹野正典劇集成＜Ⅱ＞』
収録作品：夜が摑む／Ｋのトランク／リボルバー／トーフの心臓／サラサーテの盤／ドアの向こうの薔薇／エッセー・詩など５編。
当時の姿を綴った「犬の肖像」を附す。
定価は本体2,800円＋税
お問合わせ先：kujira@dsk.zaq.ne.jp

もちろん『大竹野正典　劇集成＜Ⅰ＞』も引き続き絶賛発売中です

おぐりんのブログに｢一緒に読んでみよう」シーズン２の詳細が
一緒に読んでみようの雰囲気がわかる写真とともに掲載されています。
ご興味ある方方々、どうぞ覗いてみて下さい。
http://blog.livedoor.jp/ogurikazue/archives/52025550.html

日程の詳細は、こちらにもコピペさせてもらっておきますね。

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【日　時】
●其の４　2014年　2月25日(火)　
　「夜が掴む」
かつて、団地でピアノを弾く音がうるさいと子供二人とその母親を
包丁で刺殺した男がいた。
この事件を元に、一人小さな部屋の中で増殖した悪夢に怯える男と、
やはり一人黙ってピアノを弾く少女との一瞬の邂逅と別離。

●其の５　2014年　3月25日(火)　
　「サラサーテの盤」
内田百閒の一連の小説をもとに構成。
人から借りて返さなかったもの、
誰から借りたのかさえ忘れてしまった物たち。
自分の手のひらからパラパラとこぼれていった人たちの
思い出がつづられていく。

●其の６　2014年　4月22日(火)
　「ドアの向こうの薔薇」
どこの国なんだか分からない。全てが起き抜けの夢のような場所である。
一人の男が、見知らぬ女の部屋に忍び込む。
1960年代のアメリカ・ボストンで起きた連続婦女暴行殺人事件を下敷きした物語。

【場　所】
心斎橋ウイングフィールド／TEL：06-6211-8427

【会　費】大人1,000円　学生500円　
【時　間】19時～21時
【定　員】20名以内。

●21時から交流会を行います　
＊自由参加
＊飲み物持ち込み可

【申込方法・お問合せ】
メール： kujira@dsk.zaq.ne.jp（くじら企画）　　
予約方法：件名を「一緒に読んでみよう予約」とし、
メール本文に以下情報をご記入ください。
○お名前、フリガナ　○ご希望の日　○電話番号　○劇集成（あり／なし）
くじら企画からのメール返信をもちまして、ご予約成立となります。

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「そのドアの向こうには、
何を待つでもなく待つ女たちの密やかな息遣いがあるだろう。」
…『ドアの向こうの薔薇』ト書きより抜粋…

ｂｙ　　　藍田マリン

2014/02/09 (Sun) くじら企画 Comment(0)

ＤＶＤ上映会＠くじら企画

直前のお知らせになってしまいましたが
来る12月13日の金曜日、くじら企画がＤＶＤ上映会を開催いたします
只今、絶賛発売中の『大竹野正典劇集成＜Ⅱ＞』収録作品であり、
くじら企画の前身、犬の事ム所時代中期の傑作コメディ『リボルバー』

フライヤー、クリックで大きく見れます、どうぞ

キャストの欄には関西小劇場界の重鎮たちが勢ぞろい
確認しましたか～

では、もっかいフライヤーよぉくよぉく見てください、どうぞ

いいですか～、よぉくよぉく見ないとうっかりスルーしてしまいますよ～
あなたが関西小劇場関係者なら
きっとご存知であろう写真に写る、まぎれもなくうら若き重鎮の姿
私はだぁれ、だれでしょね～♪
わかった方も、答えに自信がない方も
事件は現場で確認できます
奮ってご予約くださいね

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『リボルバー』上映会
―― 撃人即死的回転式短銃　――

粗大ゴミ置き場に捨ててあった箪笥には、リボルバーが隠されてあった。
穏やかであるはずの団地の昼下がり、
カタルシスを求める少年、ヤクザ、OL、主婦らが動き出す。
三人のサラリーマンの手に渡った拳銃は果たして火を噴くのか？
　　　　　（1992年2月、プラネットステーションで上演）

◆ INFOMATION ◆

場所　 Style Studio 金毘羅
　　　　（かふぇ＆びぁ　あるかアるかのB１F）
　　　　住所：大阪市中央区難波千日前4-37
　　　　 TEL:06-7659-6360
日時　 20013年12月13日（金）
　　　　17:00～／20：00～
料金　 1,000円（前売・当日共）
　　　　割引特典：会場で劇集成をお買い上げいただくと500円引になります
　　　　各回とも上映後ワンドリンク付き交流会あり（自由参加）
予約　メール
　　　　kujira@dsk.zaq.ne.jp　
　　　　件名を「リボルバー上映会予約」とし、
　　　　メール本文に以下情報をご記入ください。
　　　　 ○お名前、フリガナ　○ご希望の時間　○電話番号
　　　　くじら企画からのメール返信をもちまして、ご予約成立となります。

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ｂｙ　　　藍田マリン

2013/12/10 (Tue) くじら企画 Comment(0)

おめでとうございます(＊＾＾＊）

去る10月19日、大竹野春生くんが岸本華織さんとめでたくご結婚
おめでとうございます

10月20日には、ゴンタクレぞろいな似非親戚一派に向けて
大竹野家で結婚披露のホームパティーが執り行なわれました。
私も伺ってきましたよ

人でわんやわんやしていたので、ほとんど写真とれませんでしたが、
こちらが麗しの花嫁さん

総絞りの振り袖がよくお似合い

左の写真は、ハルオくんの部屋でピカピカ光っている、
かおりんさんの鏡台に座って撮ってます。

ハルオくんからホームパーティーご招待メールを頂いた日は
かおりんさんの花嫁道具が一足先に大竹野家入りした日で。
文面には、女子の家具が自分の部屋にある不思議感覚が綴られていました。
くじらのおじさまたち何人かの自己申告では、
返信メールに
いつかの自分のその日の思い出を切々と書き送ったんですと。
やっぱ男の人の方がロマンチストでセンチメンタル

かおりんさんは、よくくじら企画のお手伝いにも来てくれますが
前に出る事なく、地道で細かい部分のお仕事をいつも黙々とこなしてくれています。

楚々と可憐なかおりんさん。
似非親戚たちはこぞって、
はじめましての頃からずっと「ハルオよくぞ見つけた」って思っていましたよ。

ハルオくんとかおりんさん。

二人はとても顔が似ているように思うのは私だけかなぁ

お泊り組も出たらしいホームパーティー。
主役のハルオくん、
主役の日もまるでいつものくじら飲み会のように
ちょこまか働いていたような…

お二人の幸せそうな姿、
こずえさんや都さん夫妻、一家でおもてなしに奮闘している姿、
大竹野さんもにこにこ共に楽しんでいたことでしょう

いつまでもお幸せに

ｂｙ　　　藍田マリン

2013/10/31 (Thu) くじら企画 Comment(0)

ありがとうございました。

「大竹野正典〈劇集成Ⅱ〉」出版記念公演
『ドアの向こうの薔薇』
無事に公演が終わりました

延べ460人もの方々に観ていただいたとのことです

観劇くださった皆様、応援くださった方々、本当にありがとうございました。
空調の不具合があり、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

役者陣はじめ、スタッフ、関係者の皆様、お疲れさまでした。
ゲネ含めて7回、体力的に大丈夫かと心配しましたが、
6回の公演を行った甲斐がありましたね

公演が始まると、くじら企画のツイッターに
観劇くださった方々の言葉のリツイートがどんどん並び、
ああ、くじらの公演が始まった！と実感が高まりました。
私は今回は写真でちょこっとお手伝いだけでしたが、
共有できた時間、感謝しています

大竹野作品、〈Ⅰ〉に８編、〈Ⅱ〉に６編、これで計14編が世に羽ばたいていきました。

それはくじら企画以外のどこかで、
大竹野作品に触れる機会も大きく拡がったということだと期待してやみません。

心から楽しみにしています。

…それにしても、撮影画像がエビエビすぎる。

一面、エビエビです。

だって撮影時間たっぷりだったんだもん。（観劇された方は納得ですよねー）

by　　　藍田マリン

2013/07/17 (Wed) くじら企画 Comment(0)

華の女優陣

前回のパンフ撮影日は、万里さんが遊劇体公演に出演中だったため、
再度くじら企画のお稽古場に、万里さんを撮影に伺いました
あと、オットーさんに２．３追加要望も頂いていたので、チャレンジ含めて

今回は主な撮影は終わっていたので、
お芝居にじっくり浸れる余裕がある場面もちょこちょこ。
終盤は特にじっくり観ることができました

海老さん、凄まじい。

ゲネ入れて７回。
尋常ではないことを常にやり遂げてきた方だけど、
祈らずにいられません。
はぁ～…。

皆様は、期待大にして来てくださいね

そして本日は劇集成〈Ⅱ〉の作業を手伝いにいってきました

私の到着後にも、続々と助っ人が
それまでに帰った方も入れて総勢10数名はくだらない感じですかね
ナンバリングして、帯つけて、PP袋に入れて…
来るの金曜日に向けて準備は万端
あっしまった
肝心の完成した劇集成、写メるのわすれちった
なんたる愚か者よ～

劇集成〈Ⅱ〉には、今回の『ドアの向こうの薔薇』や
追悼公演の演目でもあった『サラサーテの盤』
去年の公演作品『夜が掴む』など、他たっぷり収録されています
もちろん、今回の会場でも販売します。
ぜひ、手にとってくださいね

オットーさんにパンフのラフを見せていただいたので、
どの写真がパンフに載るのか、だいたいわかりました。
それ以外の写真、せっかくいっぱいあるので、情宣の一助として活躍させたいも、
ちゃんと写真見せての掲載了承、小室さんにしかとれておらず…
でもせめてこの華やかの女優陣は載せたい、と
たーぶん大丈夫と踏んで、事後承諾作戦でむりくり。
なので後日、削除の可能性もあり、です

左画像は小室千恵さん。
圧倒的な美しさをドア薔薇のフライヤーに乗せて
パンフでは、瞳輝く小室さんバージョンですよ～

右画像、勝手掲載(※本日了承済)の女優陣

林加奈子さん。愁いの表情が麗しい写真選んでみました。
理由は…、芝居中には一切見れないので（笑）

三好淑子さん。普段の端正な容姿を彼方に放り投げ、超楽しんで芝居してます。

あまのあきこさん。“愛らしい”っていう言葉はあまのさんのためにあるのでは。
ラブリー全開

めりさん。抜群の存在感。
そしてとってもキュートな演技で、皆さんの心を鷲掴み

森川万里さん。元気いっぱいの万里さんとは全く違う顔を見せてます。
彼女はいつもストイック。私に意見とか、聞いてくれます。
いつも、わたしでもいいの～と緊張します。

どうですか、ドア薔薇、ますます楽しみになってくださいましたか

…ってね、
大竹野さんがいる頃は、大竹野さんの無頓着、無関心で
超実力派にも関わらず、くじら企画はほんとに集客力なくて。
追悼公演の最初の『サラサーテの盤』の時なんか、
みんなで心配して心配して。

ちょっとでもお客さんに届く情宣になるように、って
まぁ、私が少しはできることって写真くらいなので、
撮影した写真で、“サラサーテ広告”と言って
ブログアップごとに自作画像を必死になって作って貼ったりしました。

今日の画像だって、そういう流れの画像ですが、
でも、集客力、今はもうあの頃のくじら企画とは全く違うから、
こんな間際に私ごときが必死に情宣画像貼らなくても、
きっと大勢のお客さんが足を運んでくださいます。